DX東寺
銭湯のカラン前の鏡には必ずといっていいほど鏡広告があります。
最近は不況で広告が取れなくて広告無しの鏡もありますが、たいていは近くの理髪店や生活雑貨店、病院などが広告を出していることが多いようです。その広告主が銭湯の近くにだけあるのか、結構遠いところの店が広告主になっているのかで、その銭湯が地域密着店か、広域大型店か見分けがつきます。

そんな鏡広告の中でどこの地区の銭湯に行っても見かけるメジャーな鏡広告が数点ありますが、一番印象深いのが「DX東寺」の広告。

いわずと知れた老舗のストリップ劇場である。随分昔は芝居小屋だったらしいが、僕が物心ついてからはずっとストリップ劇場。その鏡広告をはじめて見つけたのが北区の銭湯だったので、南区のDX東寺がなんでこんなところにまで広告出してるんだろう、と不思議に思ったが銭湯巡りを続けていくにつれ、全京都にわたって広告を出していることが分かった。

病院や金融など生活に密着した広告が多い中、ストリップ劇場なんてヤワラカイものもありなんだ・・、と思ったが、性風俗店の広告はまだ見つけたことがないので、鏡広告の倫理基準は「ストリップは○でフーゾクは×」なのだと勝手に解釈している。

また当然、女湯にDX東寺の広告はあるのか、というのが気になってくる。聞いたところによると「見たことない」とおっしゃいますので、やっぱりそうでしょうね。「素人大会出演者募集」なんて広告が目の前にあったら落ち着かないもの。

そうなってくると女湯には女性をターゲットにした広告が多く、男湯には男性をターゲットにした広告が多くあるはずで、見比べてみるのも楽しいだろう。これは今後の課題。

そういえばDX伏見の近くの銭湯ではDX伏見の鏡広告に取って代わられているのだろうか?