御法湯の入浴記

所在地・交通 山科区厨子奧苗代元町26-1
休日 月曜日
営業時間 16:00-23:30

印象・規模 レンガ壁の外観、浴室はコイの水槽眺めてゆったり小型銭湯。男湯右側、番台式、カラン13席(シャワー付き10+島カラン3)。
湯船・お湯 男女壁に沿って手前から、水風呂、浅風呂、深風呂、ジェット風呂、ネオン泡風呂。
水風呂 ライオン
ジェット風呂 3口のジェット2基、勢いよし。
泡風呂 使っていないネオン装置があった。
シャワーブース 浴室手前側に。

感想

2004年11月 金曜日19時

御法湯

蹴上から143号線を山科方面に御陵駅をすぎ、御陵の交差点を右に曲がって500メートルほど南下すると左手に煙突が見える。この道は北側一方通行なのだが二輪車は通行可。車で行くとなかなかたどり着けない。釜場の都合か何かで通りに面して横向きに建っており、のれんは少し奥まったところに付いている。この側面が昔ながらのレンガ積みでがっしりとした感じがよい。隣が理髪店、向かいにクリーニング店、店の前に地蔵ほこら。

玄関スペースはコンパクト、極彩色の壁紙に上がりがもみじタイルを散らした玉石タイル張り、いつもは下足箱に入れない派なのだが、ここは下足棚がなく土間も狭いのでおしどりの下足箱に靴をつっこむ。男湯は右側。

番台は白の新しめ、ご主人が中に座っている。脱衣場はシンプルコンパクト、高くない天井はエンボス壁紙、50センチくらいかな、小さくてかわいらしいシーリングファンが付いているが威力は弱そう。床はビニルカーペットの上に籐ムシロ敷き。玄関分だけ表側に突き出た休憩スペースが居心地よい。ルームランナー、黒光りする寺岡式の大型体重計、壁紙に凝っているのも特徴的。浴室前は3段差。

浴室に入って、すぐに目に付くのは男女壁にはめ込まれた半径1.2メートルほどの半円状の水槽(女湯にもあるので円状になる)、なんとコイが泳いでいる。よく「昔はコイの水槽があって・・」という風呂屋は多いのだが現物を見るのはめったにない、ありがたや・・(笑) そのほかは白タイルでいたってシンプルな作り、男女壁沿いに余すところなく手前から奧にかけて浴槽が並んでいる。普段は通り過ぎてしまう主浴槽だが、今日はコイを眺めながらゆっくりと。ジェットの勢いもよくて気持ちいい、2週間ぶりに銭湯に入ったのだが、やっぱり銭湯っていいよ、最高! 反対側の壁と奧にカラン群、奥の方に島カラン、浴槽枠は黒タイル、カラン台は焦げ茶、床は緑くさび模様。シンプルなんだけど一点豪華でコイの水槽、味があるなあ。

---------------------------------------

2004年12月に場所を移転して、リニューアルオープン予定! 巨大露天風呂を備えた超豪華な銭湯になるそうなのだが、気がかりはコイの水槽・・、ご主人談「新しい店は幅4メートルの水槽に自慢のコイを大量に入れるつもりですから。露天風呂から眺められるようにね」。心配ご無用、っちゅうことですね。楽しみ楽しみ。