別府湯の入浴記

所在地・交通 石川県金沢市幸町16-12
休日 月曜日
営業時間 14:00-23:00、日曜日は12:00-23:00

印象・規模 脱衣場にサウナ、鯉の水槽はどこに? 住宅街の銭湯。番台式、男湯は左、カラン左右に6+6、島カランが10で計22席(うちシャワー付きは5席のみ)。
湯船・お湯 浴室奧に入浴剤入りの浴槽、左から浅風呂はバイブロ超音波の泡風呂、深風呂はジェット付き。浴室手前に湯シャワーと水シャワー。
サウナ 脱衣場に設置、3人程度、バスタオルは100円でレンタル可。
ジェット風呂 深風呂に。
泡風呂 浅風呂に。

感想

2004年7月

別府湯金沢市の中心街から竪町の商店街を南に犀川方面にブラブラ歩いていくと次第に商店が少なくなり住宅街に。煙突を見つけて近づくとお目当ての別府湯。横が幼稚園で住宅地の一角としては開放的な空間が広がっている。


店の横手には燃料の材木が積み上げられている。屋号が書かれた看板には森永牛乳の広告、そういえば金沢の銭湯は看板にスポンサーが付いていることが多い。開放的なガラス戸の向こうの玄関スペースには番台裏にめでたいタイル絵。富士山と松を背景に高砂の爺婆が竹を掃いている、おっと、鶴と亀もいる。下足箱はカギ付きが少なく、なんだか小学校の靴箱みたい。


男湯は左、押しドアを開ける。番台式、こぢんまりとまとまった脱衣場は男女壁に広告がのっているのがレトロ、男女壁沿いにベンチがあり、テーブルには中日スポーツ、旅情だねえ。籐ムシロ敷き、小さめのロッカースペースに丸型の乱れかご。このかごは京都の籐かごのようにロッカーに入れられないから、貴重品が入ったカバンはロッカーに、脱いだ服はカゴに入れる。見渡すと大相撲の番付にカレンダー、ご主人は力士の後援会に入っているようだ。


さてさて、浴室は・・、お、サウナが脱衣場にある。浴室から出っ張ってるのではなく、完全に脱衣場にサウナが設置されているのだ。注意書きを見ると、なになに、サウナは無料だがバスタオルがないと入れない、とある。旅先のことバスタオルがなかったので番台でタオルを借りようとしたら、普通のタオルでも乾いていればOKとのこと。しかし、脱衣場のサウナってのも慣れないと落ち着かない。


はあはあ、汗ダラダラで浴室に直行。浴室前スペースは石枠のみで段差なしの小さなもの、浴室配置は、手前の左右壁にカラン、中央たてに島カラン、奧に浴槽群、これは入浴剤が入っている。金沢銭湯マップに「魚水槽を楽しんで下さい」と書いてあるように、浴室に錦鯉の水槽があるとのウワサだったのだが、どこにあるんだろう(このレポート、ちょうど入浴から1か月後に書いているのだが、メモにも記憶にも鯉の水槽がでてこない)。


天井は湯気抜きが二重になっていて天窓のよう、男女壁はブロックガラスの部分がありセクシー。この男女壁がブロックガラスというのは「ちょっと透けて見えるかも」というのがいいのだろうか。浴槽枠は黒っぽい石、カラン台は大理石風の白い石、カランは22席と多いのだが、シャワーは5席なので争奪戦だ。夕方に入ったのだが、常連さんは黙々と体を洗うだけですぐに出ていく。みんな早いなあ。水風呂設置率が高い京都の銭湯に慣れた私は、湯上がりの水風呂がないのは辛い、その代わりに水シャワーを浴びる。そうそう、桶はケロリン。