大正湯の入浴記

所在地・交通 下京区西七条北東野町26
休日 水曜日
営業時間 15:00-1:00、日曜日は朝8時から

印象・規模 キャッチーなアイテムがくすぐる大通りに面したニュー銭湯。フロント式、男湯は左側、カラン18席+シャワーなし1席。
湯船・お湯 男女壁側に手前から複合風呂(電気と深風呂、浅風呂とすわり風呂)、かわり風呂(薬用泡の寝風呂)、奧にサウナと水風呂。
サウナ 奧の男女壁側、12名程度の大型、テレビ付き。
水風呂 奧の外壁側、打たせ付き。
ジェット風呂 複合風呂内にふくらはぎ、土踏まず刺激のすわり風呂が2基。
薬用泡風呂 3基の泡寝風呂が週替わりの薬湯で。
電気風呂 バリバリ型、最強。

感想

2004年8月 木曜日0時

大正湯

七条通七本松を西に入った北側にある大正湯。中央市場から西の七条通は南側に片側アーケードで商店が建ち並んで活気がある。大正湯のある北側は大きな街路樹が立ち並び、夏になるとその木陰で大正湯もすっぽりと隠れるほど成長する。


東隣は理髪店、西隣はほこらにタバコ屋という銭湯立地。近年改装したレンガ調の外観が新しい。私が訪れたときには何も販売していなかったが、のれんから離れたところに窓とカウンターがついており、道行く人にたこ焼きなどの軽食を販売できるような形になっている。


のれんの向こうは自動ドア、正面にフロント。お兄さんという感じの方がいらっしゃいとお出迎え。左手のオシドリ下足箱の上に鎮座する黒招き猫が50センチはある大猫で迫力満点、ハハー。フロント右の手前には休憩スペースがあり、テーブルにソファーでくつろぎながらテレビに新聞雑誌。京都新聞にニッカン、スポニチ、ぜいたくぜいたく。ドリンク冷蔵庫にアイス冷凍庫も。使われていないが外でも見かけた軽食のカウンターが休憩スペースにもあるのであいだに厨房がありつながっているのだろう。


男湯は左側、脱衣場はシンプルで中央に半畳四角形のゴザ式ベンチ。オシドリのロッカーにマッサージ機。おやや、HOKUTOWの体重計が真っ赤!文字盤がスケルトンで分銅が見えるタイプでなんともおしゃれ。これだったら毎日体重計に乗りたくなるな。天井からシーリングファンがのどかな風を送っている。


浴室前スペースは2段差の独立大きめ、桶置きというかベンチというか一段高くなっているところがある。浴室は天井のアーチが奧に向かってかかる変則タイプで色は白、湯気抜きは大きめ。床はすべり止めの淡い暖色、壁は薄いライン格子の白系、男女壁は大柄の格子チェック(意味不明)というか華やかなもの。浴槽枠とカラン台は赤御影、カラン台側面はステンレス板、シャワーはタツノオトシゴ型と私が勝手に呼んでいるタイプで、このフォルムがいいのよ。全体的にほんわかとした白系で清潔感あふれる。


さてさて、浴槽は複合風呂が大きくて浴室の半分以上が浴槽じゃないかと思えるほど。その形も面白く、私いわくグローブ型。指の部分がすわり風呂とか個別の湯船のイメージなの。奧の薬用寝風呂は脱衣場に週替わりの予定表が張ってあるのだけど、今日は紫が鮮やかなラベンダー。腰のくぼみ部分の形が面白く、スポッとおしりを入れると乳母車体勢、おしりを乗せたままだと普通の寝風呂、と2種類のプレーが楽しめる。また、ここの電気風呂がすごくて、私は電気風呂をドクドク型、ジーン型、バリバリ型と大別しているのだけれど、ここはバリバリ型の強烈バージョン。体がバリバリ震えてるのが見てる人に丸分かりの恥ずかしさもバリバリ。ここの電気板に体を密着できたら、あなた、京都最強ですよ。


0時を回ってから入ったので急いでいたのだが、私のあとにもどんどんお客が来る来る、それも若い人が多い。ずいぶん活気がある銭湯だ。いやなかなかいい、今度はアイスでも食べながら風呂上がりにゆっくりしたいなあ。