島原温泉の入浴記

所在地 西新屋敷中堂寺69(角屋北東角を一筋東上る)
休日 金曜日
営業時間 14:30-0:30
湯上りの感想
規模・座席数 島原らしさが残る地元銭湯。8席+シャワーなし4席。
普通の湯船 深い湯船
サウナ 4名程度、95度、脱衣場より。内装を最近新しくしたので木の香りがいい、カーペット式。
水風呂
ジェット風呂 2基あり、そのうち1基は冷水管枕付き寝風呂タイプ。
電気風呂 大きい周波で、強さはちょうどいい。
ラジウム岩風呂 新しい浴室内に残るレトロタイプの岩風呂。瓦屋根の庇の下に「ラジウム温泉」の文字。恵那温浴剤は一斗(72リットル)に4sの恵那ラジウムを入れているらしい。岩風呂の上部には小さな仏像が鎮立しており、それを眺めながらゆったりはいるのが気持ちいい。なぜかとても身体にフィットする岩風呂であり、お気に入り。
印象 2000年8月

島原温泉の看板島原温泉の暖簾

いわずと知れた旧遊郭の地、島原。近年その面影を探るのは難しく、やけに駐車場スペースが多くなった町だなあ、というのが正直な感想。

島原の西側ではJR山陰本線に分断される形で中央卸売市場群が広がっており、遊郭町というよりは市場町の趣が勝っている戦後50年だったろう。
島原温泉はそんな京都の下町の中でひときわ目を引く旧揚屋「角屋」を中心とした旅館街を少し上がったところ、少しばかりの風情が残っている。

暖簾をくぐると脱衣場は自動ドアでちょっと面食らう。
脱衣場は番台式のオーソドックスなものだが、所々に団扇・額等、花街グッズが掲げられてある。ロッカーは窓が付いている使いやすいもの、籐籠、マイルドウォーター使用の洗面台と気が利いている。
浴室入り口には瓦屋根の庇が付いており期待が膨らむ。
浴室内は灯籠、瓦屋根、岩風呂など風情があり、島原温泉という名前に惹かれて入ってきた入浴者も納得するだろう。
中でも岩風呂は長時間入りたくなる代物である。