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2004年7月 日曜日の22時
西洞院高辻を一筋東にそして下ル、白山湯高辻店。何年か前に行ったときには普通の「白山湯」だったのだが、六条の白山湯を買い取ったとかなんとかで本店のこちらは白山湯高辻店と名乗っている。
向かいがタバコ屋。看板のネオンの感じなどは六条店と似かよって、屋号をドーンと掲げるのは白山湯のユニークさ。グレーの落ち着いた外観、自動ドアを開けると正面が下足箱、右手前にフロントがある。つまりフロントは脱衣場を向いていているので番台風の配置。そのフロントの奧には休憩スペースがあり、ソファーでアイスクリームをもぐもぐ。フライデー、モーニング、現代、ジャンプと雑誌が豊富。湯上がりに森永のフルーツ牛乳を飲む、ふと空ビンを入れるケースをのぞくとコーヒー牛乳のビンばかりでフルーツ牛乳は私が今日初めてみたいだ。
男湯は左側、脱衣場はオシドリロッカー、花柄パステル壁紙にきれいに整頓されたシンプルさ、貸しロッカーや置き桶が多いのが繁盛ぶりを物語る。日替わり健康風呂の日程表が張ってあるのも白山湯の特徴。浴室前スペースは3段差、観葉植物「幸せの木」がチャームポイント。トイレはこの浴室前から出て裏に回る、裸で行くにはちょっと抵抗あるかも。
浴室入口には床シャワー、銭湯設備でこれは評判いいみたい。浴室は主天井に棟を付け足し左右にゆったり設計、左右の壁にカランがあり、中央に大きな8の字の浴槽がシンボリック。円の直径が180センチあって、ベタ〜っと寝そべることができるのがいい。ちなみに女湯は8の字型ではなくて真ん中が伸びた「鉄アレイ型」らしい。その真ん中は電気風呂なのだとか。全体的に、何年か前に訪れたときのイメージは「外観は町屋風だけど中はまあまあ新しいやん」というものだったが、さらに改修して「外観も浴槽も最新」に生まれ変わって設備は文句なし。奧のサウナの前には棚があり、ペットボトルやタンクが並んでいる。よく見ると水風呂のライオン口から流れている水をくんでいる人がいる。看板に「天然名水」と書いてあるだけはあって、人気のようだ。浴室天井はミルク色、壁タイルはパステル調、浴槽枠とカラン台には赤御影をふんだんに。
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