柳湯の入浴記

所在地 新柳馬場仁王門下ル(三条花見小路上ルといったほうが良いかも)
休日 月曜日
営業時間 17:00-0:00
湯上りの感想
規模・座席数 古風な小規模、5席+シャワーなし鏡付き5席+円柱にカランのみがついているものが6席。
普通の湯船 浅い湯船、深い湯船、岩風呂風湯船。かなり熱い。
水風呂
印象 今日は大学のクラブのOB同志でオールナイトカラオケしようと、三条京阪で待ち合わせ。10時半の集合だったのでそれまで銭湯に入ってから行こうと、研究会後の食事を断って川端通を自転車で飛ばす。4月の風はちょうど心地よい。京阪三条付近はいくつか銭湯があるが、今日は古めかしい外観が私の銭湯心を刺激してやまない柳湯に決定!地名には新柳馬場とあるが、このあたりはどういうわけか新丸太町、新麩屋町、新富小路、新堺町、新高倉と上京中京の通りの名に新をつけた道が多く、それも全然東西南北無視の配置なので、中途半端に京都の通りの名を覚えていると混乱すると思います。要注意!
さて、柳湯は木造のかなり古いお風呂屋さんである。暖簾の上に営業時間を知らせる看板があるが、「謹告」と書いてある。「うーん、謹んで告げるわけかー、今もう使わない言葉だよなー」と感心しながら、ガラガラと戸を開け番台で料金を払う。左京の銭湯によくある、というか古い銭湯によくある型なのかも知れないが暖簾の向うがすぐ脱衣場のタイプ。ロッカーが木製とかは言わずもがな、であるが、珍しいものとしては脱衣場と浴室との間の壁に男湯から女湯にまたがる大きなタイル絵がある。ご主人に聞いたら「平安神宮の奧の池と神殿の風景」だと教えてくれた。岡崎の方から見た形かな。あと「柳に蛙」「灯台にヨットの風景」の2種のタイル絵がある。全て私にとったら情緒だが「時事写真ニュース」が貼ってあるのが唯一現代だと感じさせるアイテム。10時半の約束に間に合うように急いで出て行ったら、その横を風呂上りのおばはんが大挙して向いのお好み焼き屋に入っていった。あとに残った柳湯の看板は優しげでした。
今まで入った中で一番レトロな銭湯(上京のカササギ湯と並ぶ)。貴重!
隣に理髪店。