白川温泉の入浴記

所在地 北白川上別当町(北白川別当町交差点下ル東側)
休日 土曜日
営業時間 16:00-23:00
湯上りの感想
規模・座席数 坂上の洋館、歴史的建造物な銭湯、9席+シャワー無し7席+カランのみ1席。
普通の湯船 男女壁に付いた形で深い湯船、その横に浅い湯船。
備長炭風呂 浴室奥、袋に入った備長炭と効能書き。ぬるめの湯でゆったりはいる。
印象 2001年1月

白川温泉外観照らされて



北白川別当町の交差点を下がったところにある白川温泉は京都造形芸術大学が近くにあるお洒落な?土地柄にマッチした近代洋館建築。
白河通付近は東からの傾斜がきつい山の手の町。白川温泉も理髪店の隣にかかっている看板を見上げてから、少し坂道を上るところにある。と、そこに現れるのは瀟洒な洋館、暖簾がないととっても銭湯には見えない。


今日一緒に行った友達は、テレビ付きのサウナがあるようなニュー銭湯が好きなタイプ。白川温泉のレトロな外観を一目見てちょっとびびっておりました。

建物には装飾が施されていて、いい味を出しています。こういう建築様式をなんというのかなぁ。
暖簾をくぐると木の戸。その向こうは土間になっていてすぐ脱衣場お金を払ってから靴を脱いで上がる。木製ロッカー、貫目で測れる体重計、180センチギリギリ測れる身長計、今は使われなくなったテーブルゲーム機、などなどレトロ系です。もちろん籐籠。
番台は土間にあり、おばちゃんが「おいでやす、こんばんは」と丁寧に挨拶してくれます。
浴室前に落としかけ、もしくは欄間がついているのは古い銭湯に独特な形式。
浴室前男女壁の前に休憩スペースがあるのはここのオリジナル。

浴室は簡潔。浴槽を囲んでコの字型に排水溝が掘ってありそれをまた囲むようにして壁側にカラン群。
これといった意匠はないがタイルはやはり細かい。浴槽枠も小豆色のタイルを使用。
普通の湯船しかない銭湯は白湯をゆっくり楽しめるので落ち着いた雰囲気が好きな方ははまりますね。
客層は意外と若者が多し。こういう銭湯の常連さんって「違いのわかる」人というイメージを持ってしまうんだなあ。
浴室前スペースの一部に彩色タイル。