平安湯の入浴記

所在地 吉田下大路町22(吉田東通近衛下ル)
休日 木曜日
営業時間 15:00-1:00
湯上りの感想
規模・座席数 機能ぎっしり若者銭湯。カラン17席(うち8席が島カラン)。
湯船配置 脱衣場に出張ってサウナ、右手前に水風呂、男女壁に沿って手前から電気風呂、トルネードエステバス、深風呂、浅風呂、薬用ジェット泡風呂。
サウナ テレビつき、100度、5名程度。
水風呂 ライオン打たせ、冷たい。
薬用ジェット風呂 ジェット2基のほか、泡スペースも。
電気風呂 ドクドク型、大きい周波。
トルネードエステバス 後ろ4つ、左右4つずつの計12個のジェット口からの噴射でマッサージ効果は抜群。快感。
印象

2004年9月 火曜日0時再訪

4年以上ぶりの再訪。以前の入浴記に「京都で一番座り心地がいいイス」と書いてあるので(しかも赤字で!(笑))、ホントかよとまずカラン台の前に座ったのだが、やっぱりここの座り心地が一番っす、4年前のオレ、間違ってなかった!ということで平安湯。マンションのような外観、自動ドアをくぐると正面に鶴亀下足箱。右が男湯、左が女湯、その間にフロントがあり、向かい合ってベンチとドリンク冷蔵庫。

引き戸を引いて脱衣場。おしどりシリンダのロッカー、石田式の新しい体重計。客層は夜遅いこともあってやっぱり若い。平均年齢が一般の銭湯に比べ、30歳は若い。って一般的な銭湯ってどんなけ爺さんばっかりやねん。そして挙動不審者が多い。風呂に入らず服を着たままずっと携帯をいじくっている人、電話がかかってきて「今、洛東湯にいる」と答えていたが、ここは平安湯だ!と脱衣場にいるみんなが心の中で突っ込んだに違いない。鏡の前でずっと腰を振っている人も。

浴槽前スペースは1段差、随所にステンレス素材が使われたピカピカ銭湯だ。浴室に入るとプ〜ンと薬草(じっこう)のいい匂い。今日の薬用湯は福寿草だ。床はワイングレー、壁タイルは床から天井にかけて三段階のうすグレーで段々薄くなっている。そして天井は低めの白天井で、湯気抜きが男女別に小さいのが二つ、よく見ると上でつながっている。浴槽枠とカラン台は黒御影、壁掛けの丸照明、ステンレスの棒が壁に山型を描くのもシックな浴室を演出。コンパクトな浴室に島カランがシャワー付きの身長のあるもので、浴槽とカランが分けられていて、機能的な家庭風呂、という印象だ。鏡広告が浴槽から見えるところだけに付けられているのも興味深い。鏡広告はその鏡の前で体を洗っている人向けではなく、湯船に浸かっている人向けなのかな。湯船に浸かってゆったりしてると「お、この店今度いこかな」という気持ちになるものか。

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1999年入浴

簡単にいうと京都大学の裏、にある銭湯。場所は川端から近衛通をずっと東に行くと行き止りのような広場に出るので、そこにある24時間営業でないファミリーマート(昔はファミリアやった)の角を下がるとすぐに見えます。小劇場演劇などをよくやっている吉田寮が近くにあり、京大文化圏にもろ含まれているので客はいかにも京大生という感じの若者が大半。小劇場といえば、そのファミリーマートの向いにある「スタジオヴァリエ」に昔、京都産業大学の劇団ACTを観に来たことがある。左京区らしい町である。

さて、平安湯は新しい銭湯で、浴室も狭いスペースをうまく活用した好感の持てるつくりである。カランは2列になっていて片方にまとめられている。浴槽には手すりが付けられているし、角にはラバーがはめ込んである壁などちゃんと客のこと考えています。あと、カランで使う椅子がお尻にピッタリフィットする奴で京都で一番座り心地が良い。

脱衣場は殺風景。風呂屋にありそうで滅多にない指名手配のポスターが貼ってあった。さすがテロリストを多く輩出した京大の最寄の銭湯だけあるなあ。フロント式で、フロントに用がある時は脱衣場とフロントとを繋いでいる窓から注文する仕組みになっている。ロビーもありますよ。向いが散髪屋、近くにコインランドリー。平成7年12月新築オープンだとか。