栄湯の入浴記

所在地 西ノ京伯楽町4-5(馬代通下立売東)
休日 月曜日
営業時間 15:00-23:00
湯上りの感想
規模・座席数 街道沿いのハイカラ銭湯、11席+可動シャワー9席+島カラン2席。
普通の湯船 浴室中央に浅い湯船(浴槽底に鯉のタイル)、深い湯船。
サウナ 脱衣場側、5名程度、BGMは演歌、100度程度、赤茶色の壁が体感温度を上げる上げる、かなり熱く感じる。
水風呂 最強に冷たい!10秒でいい。
ジェット泡風呂 浴室中央奥に広がった湯船。3基あり、うち2基は上付、1基は下付。泡風呂兼。
電気風呂 サウナ横、電圧弱く、余裕で電気板に腰をつけられる。
酵素泡風呂 浴室中央の深い湯船に連なる、酵素風呂。カランは壺持ち裸婦だが、出てくる湯の強弱が不規則でオリジナル。
水シャワー 水風呂の横にある。浴室に備え付けの桶が少ない銭湯なのでサウナのあとはこのシャワーで体を流しましょう。
印象 2001年1月
昨年、JR嵯峨野線二条駅-花園駅間に開設された円町駅。う〜ん、間に駅を作るのには微妙な距離だなあ、と思った京都人が多いはず。それだけ西大路界隈が栄えてきたと言えるのだろうか。今日はその円町駅開設とに合わせて開店した家電のニノミヤに行ってきた。何しろ京都で一番大きい家電量販店らしい。京都市内にも郊外型大型店進出の波が押し寄せている。

そんな大型チェーン店が建ち並びはじめた丸太町通の北・妙心寺道は昔ながらの商店が軒を連ねる街道の風景である。その中に夜ともなれば風呂マークがポワンと浮かび上がる。
そのネオンに誘われて、自転車を止める。外観はごく一般的な京都の銭湯だが、「あけましておめでとうございます」と染められた牛乳石鹸の暖簾が正月気分を盛り上げてくれる。

番台をくぐり脱衣場、天井は白い模様壁紙で明るい感じ。ロッカーは結構古いのだけど押し取りでなくひねり取りの鍵。カラス窓付きで珍しい型。貫目式の体重計。金閣寺の雪景色の写真パネル等が風情がある。
休憩スペースは表側にベンチ。

浴室はちょっとした工夫が沢山見られる楽しめるもの。浴槽前スペースに「ミネラル温泉」とあるから湯が違うんだろうなあ。
湯船の配置は中央と中央奥で壁側はカラン。浴槽枠はオーソドックスな赤御影石で浴槽底はどの湯船も藍と青の丸タイルで落ち着いた色使い。
浴室奥の複合風呂の壁に「紅葉滝流れ」のパネルがはられてあるが、どういう仕掛けかその滝が流れて見えるようになっている。その下に露天の女湯の絵が描かれてるケースがはめ込まれてありビー玉が入った丸水槽が置かれてあるのがキッチュ。ってよくわからん描写でしょ?珍しいものだから。
その下には赤青のネオン。
時間帯にもよるが常連さんの会話が活発な印象、番台に携帯電話預けて「電話かかったら出て」とか。浴室でも床で寝転んでいたかと思えばぺちゃんぺちゃんと音を立てて腹筋を始める奇特なおっちゃんがいたり。その人、ものすごく体柔らかいんです!