盛好湯の入浴記

所在地・交通 壬生松原町54
休日 水曜日
営業時間 14:30-1:00

印象・規模 動きのある浴槽、機能的銭湯。カラン13+島カラン3+3。
湯船・お湯 男女壁沿いに複合風呂群、手前からサウナ、水風呂、電気風呂、泡浅風呂、トルネード深風呂、ジェットすわり風呂。
サウナ 脱衣場に張り出す形、5〜6人用、テレビ付き。熱めなのでマットを敷いて入る。
水風呂 サウナの隣、水が常時浴槽からあふれ流れていて清潔感がある。角に打たせ水。
ジェット風呂 ふくらはぎ、土踏まず刺激式のジェットすわり風呂が2基、薬風呂でもある。
泡風呂 泡浅風呂○
電気風呂 もみもみタイプ、強め。

感想 2004年6月の日曜日22時ごろ。


中新道仏光寺を東に入ったところにある盛好湯、壬生寺を中心に仏光寺通りに商店が建ち並ぶ壬生京極商店街の中に位置する。庶民的で雑多な壬生京極商店街の中にあっても角地にある盛好湯は仏光寺通りを隔てた向かいが理髪店で、南北の筋向かいがたばこ屋と「ザ・地域コミュニティー」といったところ。


浴槽設備が書かれた看板が鮮やか、夜22時は店の前にズラリ並んだ自転車、なかなか設備がいいと聞いてはいたが見事。自動ドアを通ると右に靴ロッカー。生ビールが飲めるカウンターが左手手前にあり、カウンター越しにマスター(ご主人)が「いらっしゃい」。フロント式ではあるがご主人が脱衣場を向いているという点で番台的でもある男湯は奧の左側、のれんをくぐり脱衣場にドリンク自販機、金の招き猫、お稲荷さんの神棚以外はソファーと丸イスとマッサージチェアがフリースタイル。オシドリの廻しカギロッカーに荷物を詰め込み、3段差と階段的な浴室前スペースを通り、浴室へ。


男女壁沿いに浴槽群、反対側にカラン、中央に島カランが奧に鏡付き3+手前に桶置き3と6席。カランシャワーの形が顔面肥大的だが「タツノオトシゴ型」のカッコ良さ、男根を思わせる重厚感(ウソ)がナイス。冗談さておいて私はこのカランシャワーのフォルムが一番好きだ。まん丸の鏡の広告は地元密着、隣のたばこ屋もあった。


盛好湯の一番の特徴といえば、やはり10年ほど前に改装した機能的な浴室設備、清潔でスキがない。壁はグレーと白のタイル、もう一方の壁はベージュと白のタイル、それにまん丸のちょうちんアンコウ型の大照明が相まって、明るい。御影の浴槽枠に縁取られた浴槽はどれも動きがあり快適だ。


23時を過ぎると若い客が増えてきた。黙々と体を洗う姿。おっさんのユルユルもいいが、若者の寡黙さが京都の銭湯、つまり「都市の銭湯」的だ。おっと、女湯を待たしてしまった。急いで体をふいて体重計に乗る、600グラム減、まあまあだ。フロントカウンターの奧コーナーにテレビを囲んでソファーが並んでいる。お待たせ。


浴室入口の床からお湯がチョロチョロ出るのが私は好きだ。