金山湯の入浴記

所在地 壬生西土居ノ内44(西大路 仏光寺東入)
休日 土曜日
営業時間 14:30-1:00
湯上りの感想
規模・座席数 見渡す山並み、アーチが特徴の金山湯。番台式、男湯右側、カラン19席(シャワーあり16+なし1+島カラン2)、島カランは数年前まで4席取ってあった。
浴槽の配置 男女壁に沿って手前から複合浅風呂(すわり風呂、ジェット風呂)、深泡風呂、電気風呂。奧の付加スペースに水風呂、高温サウナ、脱衣場に出張って薬用泡風呂。
サウナ 男性は高温サウナ、女性は遠赤外線サウナ。テレビ付き、7名程度、マット使用。
水風呂 壺、打たせ付き。
ジェット風呂 浅風呂に1基。
すわり風呂 土踏まずふくらはぎ刺激付き。
電気風呂 ドクドク型、強烈。
人参実母散浴湯 入浴剤入りの泡風呂、高麗人参の香りが効果ありそう。説明板には「清涼温浴素」とある(2004年9月現在)。
印象

2004年9月 日曜日0時再訪

4年ぶりに再訪。深夜でも鮮やかな看板が目立つ金山湯。外壁もグレーの石風タイルを使っており、浴室と統一感がある銭湯である。玄関スペースはKING下足箱。男湯は右側。番台は4年前の入浴記で「若いがっしりしたご主人」と形容したその人、常連さんと釣りの話を楽しんでおられた。番台の入口も男湯にあり、基本的に男側にずっとおられるようだ。天井は以前印象に残らなかったのだが、左右が青空に雲の浮かぶバックの花柄壁紙を配し、明るい雰囲気。ロッカーはオシドリ。

今回は山をテーマに紹介したい。金山湯というだけあってアーチや高低に特徴がある銭湯なのである。浴室前スペースは4段差で階段状、浴室に入るのに山登り。浴室天井は手前から奧にかけて大小2つのアーチがかかっており、それぞれに湯気抜きがある。浴室手前にある薬用風呂に浸かって奧を眺めると山の連なりを見ているよう? それに加えて男女壁がピンクをバックに緑の山並みをレンガタイルで表現しており、上部に列ぶ緑の瓦は奧に行くに連れてせり上がっているユニークなもの。壁タイルはグレー系の市松で、浴槽枠は黒御影、床はグレーの石風タイル、天井はそれらの色遣いにあわせてこれまたグレー系ラインを配したもので統一感、それだけだと物足りないところをアーチや山並みがアクセントになって極楽銭湯の出来上がり。ヤッホーヤッホーである。

浴槽の縁は京都の標準より低く、浴槽自体を深く掘り込んでいる造り。昔ながらの丸型島カランがあって、その周りにイスや桶が列んでいるのを一緒に行った友だちがおもしろがっていた。「あたま」「からだ」と書かれたシャンプーとボディーシャンプー2組がカラン台に備え付けてあるサービスもある。


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2000年9月
西大路仏光寺の交差点を東に一筋入ると金山湯の看板が目にはいる。東行きの一方通行なのでバイク・自動車の人は西大路から。徒歩では四条大宮から下がり仏光寺通りを西に行く散策コースがいいかもしれません。新撰組・壬生狂言で有名な壬生寺を拝んだ後は壬生京極会商店街を楽しみましょう。活気があるとは言い難いですが、いい味があります。その商店街がとぎれたかな、と思ったら金山湯です。
外観はスマートな新しい建物。看板に「メンズ・高温サウナ、レディス・遠赤外線サウナ」とあり、結構な気配り様です。脱衣場は番台式、広く明るく、沖縄風の三毛招き猫が前屈みな攻撃姿勢で印象的に輝いています。若いがっしりしたご主人です。中央にベンチがあって、京都新聞、週刊ポストなど雑誌を読んでいる人がちらほら。
銭湯アイテムのひとつ、ぶら下がり健康機。よく見かけるのは通信販売で買ったようなものですが、金山湯は違う! ちゃんと床に棒が埋め込んである設計段階からのもの。気合いが入ってます。浴室へのガラスは菱形格子模様で黒い線が入っているお洒落なもの。火曜日だったが夜0時でもカランが一杯の繁盛ぶりだった。男女壁に沿って湯船が並んでいるが、壁にはタイルで山並みを表している趣向がある。全体的に落ち着いた色使い、ゆっくり入ろう。