初音湯の入浴記

所在地・交通 中京区押小路通高倉西入ル左京町143
休日 火曜日
営業時間 15:00-0:00

印象・規模 洒落たモダン銭湯。町中銭湯、カランは9席+シャワーなし島カラン12の計21席、男女壁側に浴槽群。
湯船・お湯 手前から水風呂、深風呂、ジェット・泡の複合浅風呂、電気風呂。深風呂は他と比べ熱めで、底からの勢いよく水流あり。
サウナ 脱衣場側に出張る、全体カーペット敷きのひな壇型で5人程度、BGMはJ-POP。
水風呂 脱衣場側、冷ために調節、軽く打たせ。
ジェット泡風呂 大きめの複合浅風呂にジェット2基と泡スペース、そのあいだにリンゴ型噴水。
電気風呂 広めの浴槽でジーン型、ネオン泡風呂でもあってぜいたく気分。

感想 2004年7月月曜日の21時


押小路高倉の南西角というベターポジションにありながら、銭湯めぐりをして5年目にようやく入浴。角地にあるので道路に面した男湯の窓からときおり「カーン」とカランの音が聞こえる町中銭湯。


押小路通りに面した外観は白レンガで「サウナバスハウス初音湯」(スペルは英語)の看板がかかる洋風。丸窓やU字窓に加えて、アーチ状のテント屋根が印象的。のれんをくぐり玄関スペースには油絵が掛かっている、男湯は左、下駄箱は鶴亀パテント。


番台は手前三方をすりガラスで囲っているタイプで、ご主人は中に入らず番台の前で客が来ると「いらっしゃい」と籐かごをたてて渡す。脱衣場はシンプル清潔、手前にドライヤースペース2席が独立してあり、マンダム整髪料も備えている。その前のソファーでこんがり肌が焼けた若者が談笑している。オッサンはもちろんだが、やけに若者が多くて黒い、ひょっとしてサーファー御用達銭湯? 近くに海でもあるのか、なーんつって。その客層に合わせてか、新聞雑誌類は朝日、京都にサライ、ポパイ、Leaf、ジャンプ、マガジン・・。


番台横に置きおけロッカー、鶴亀ロッカーに天井はロング蛍光灯4本で四角を描く照明、浴室前スペースは1段差でカラン台付き、洗面にはなんと3本足つきの白いでかでかケロリン! 浴室は床が亀甲紋で、カラン壁側が腰回りまで草むらをイメージしたパステル画に上部に鳥を飛ばした意匠で、反対側の男女壁には油絵調イルカの一枚タイル絵が二つ、浴槽やカラン枠は白系タイル。全体がツルツルぴかぴかで清潔感。


入ったときはなかなかの繁盛ぶり、水風呂には壺持ち女神像が水を流しているのだが、その頭にひしゃく桶がかぶせられているのが間抜けで愛らしい。水風呂にはいるときにはそのひしゃくで汗を流す、美人の女神さんつかの間の日の目を見る。風呂上がりにはフジ冷蔵庫、全体的に洋風モダンな香りがする銭湯でした。