五色湯の入浴記

所在地・交通 中京区壬生東大竹町2
休日 月曜日
営業時間 15:00-0:00

印象・規模 木々に囲まれた住宅街銭湯。右が男湯、カラン11+鏡付き島カラン4+島カラン3席、シャワーはいずれもハンドシャワー。
湯船・お湯 手前右にネオン泡風呂、男女壁沿いに手前からビックスシャワー、すわり風呂、深風呂、ジェット付き浅風呂、電気風呂、薬風呂、奧にサウナと水風呂。
サウナ 奧に別コーナー、6人程度のガス遠赤サウナ、BGMは演歌、ヒノキの香り。
水風呂 打たせ付き、つぼ。
ジェット風呂 浅風呂に2基、超音波。
ネオン泡風呂 脱衣場に出張って楕円形。
電気風呂 ドクドク型。
薬用泡風呂 サンパルコ酵素風呂
すわり風呂 独立して、土踏まずふくらはぎ刺激のすわり風呂。

感想 2004年7月の22時


長屋が多かったこのあたりも建て売り住宅に変わり今風なのだけど、ふと路地を入ると舗装されてない道があったりする。たまに見かける店も豆腐屋だったり、ごく普通の住宅街にある五色湯。それでも天神通蛸薬師西入ルっていうと由緒ありげだから京都ってすごい。


五色湯の特徴といえばなんといっても廃材。路地に通じる角地にある店の側面壁に燃料用の廃材が山積みになっている。たまに前を通ると廃材の量が減ったり増えたりしているのでずいぶん印象が変わる。「お、今日はたっぷり積み上げてるね」。


四角い建物に玄関スペースがポンとくっついている形。玄関タイルの色使いも複雑で凝っていて(ああ、レポート書きつらい)とにかく色彩豊かな銭湯なのだ。また、天井の壁紙だったり浴室のタイルに私の実家と同じものが結構あるので個人的に「アットホーム銭湯」と呼んでいる。


通りに面している右側が男湯。脱衣場はKINGロッカー、ヤマト体重計、ベンチに新聞の基本アイテム。黒招き猫がドラえもんチックの2等身でひげがチャーム。背もたれ付きのイスを座る人が思い思いに移動して風呂上がりのひとときを語り合っている。私が入ったときがたまたまそうだったのかもしれないが、オッサン、子供、若者入り混じって生活に密着した活気があふれている。ふと頭の中に浮かんだ言葉が「枯れていない」、お客がおじいさんと学生だけで雰囲気が枯れている銭湯が多いなか、まだまだ血の気たっぷりな銭湯である。そんな常連さんが書いたのか、番台には「五色湯」を盛り込んだ歌が書かれた色紙が飾ってある。身長計はじめ一分間下駄、健康グッズも多い。


浴室前スペースは広めで3段差、洋風の茶系統。浴室も洋風の意匠が施されたタイル、同じ柄で壁が白、腰回り以下がベージュのタイプ、浴槽枠は赤御影。変わったところではカランのシャワーがハンドシャワーなのと、薬風呂の背景が竹のレプリカタイル、浅風呂と深風呂の間にリンゴ型噴水。サウナと水風呂は浴室からアーチ門を隔てた独立タイプで、そこにはシャワーブースがあるのでサウナの後はシャワーを浴びてから水風呂に入る。夏の風呂上がりは大型の業務用扇風機が強力。