有馬湯の入浴記

所在地 押小路新町西入頭町22
休日 水曜日
営業時間 14:30-1:00
湯上りの感想
規模・座席数 ステンレスを多用した手塚治虫的近未来銭湯みたいな? カラン20席。
湯船 男女壁に沿って、サウナ、深風呂、出張って電気泡風呂、浅風呂ジェット、薬用泡寝風呂、サウナの対面に水風呂。
サウナ 脱衣場の隣、6名程度、ベンチがU字型になっておりそれに沿った窓から脱衣場のテレビが見られる、もちろんBGMはテレビの音声、95度程度。
水風呂 打たせ水、泡あり。
ジェット風呂 2基あり。
電気泡風呂 珍しく泡風呂で、ジーンタイプ、初心者向き、ゆったり入れます。
薬用泡風呂 寝風呂的に細長い、ジェット付き。今日は海藻エキス入りのマリンハーブというハイカラな風呂、ジェットが当たる場所を肩腰とずらしながら効果を楽しむ。
全身シャワー 頭から水、横からお湯。
印象 2000/08/07、2004年7月の日曜日22時に再度入浴、内容変更


サイバーっぽくなってしまった落ち着いた町にあって酒屋さんなどが集まっている一角にある有馬湯は ちょっと不思議な銭湯です。外観はちょっとしたビルのような感じですが、玄関スペースの向こうは番台式です。
番台のご主人がとても愛想がよく、腰が低いです。常連さん一人一人に声をかけるような勢いです。


でも浴室から出てきたら、娘さんなんでしょうか、若いお姉さんに変わってました。こちらもまけずに愛想がいいです。本能的にフルーツ牛乳を買って、ふたを開けてもらいました。毎日かよってしまいそうです(笑)


脱衣場はイスが多くて、テーブルもあって日刊スポーツ、京都新聞に週刊誌、漫画雑誌でくつろげます。男女壁沿いに置き桶ロッカーがあり、その上の水槽で金魚が泳いでいます。籐かご、身長計、天井のシーリングファン越しに見える淡い青と赤の磨りガラス風の照明、細かいところのオブジェが光ります。壁に掛かっている色紙に「ガキの頃から イロハが駄目で 覚えているのは イロばかり」と書いてあって笑ってしまいます。好色です。


縦長の白タイルで統一感がある浴室、天井は金属トタンの銀色がゆげ抜き天窓から注ぐ日光とマッチしてサイバーっぽくって明るい。奥壁の波形タイルに鶴の抜型を施しているところや、浴槽のすみっこに女神が3人抱き合っている像があったりなんかにくいねえ。腰回りまでの側面は白い人工大理石風でカランの鏡は埋め込み式、浴槽枠も同じ白いもの、床は緑で(女湯はオレンジ?)サウナと水風呂コーナーと奧の浴室の間に丸く段差をとっている、とにかく一風変わっている銭湯です。


サウナでは脱衣場のテレビを遠目に見ることができます。服を脱ぐときに、あれ、テレビが手前と奧に二つあるのが不思議だったのですが、脱衣場手前のテレビはサウナ用なんですね。また、浴室には鏡が多くて、どこでも自分の顔が見えるよう、男は見られて美しくなるんです(笑)。


追加(2000年11月、番台に座っていた娘さんからメールをいただく)
後で聞いたところによると、その好色な色紙は田中邦衛さんに書いていただいたそうです。私のイメージでは『北の国から』でなく『仁義なき戦い』の邦衛さんの顔が浮かびました。
それにオブジェは奥さんの作品です。とてもひょうきんな人らしいです。
そんなに遅くない夜(21時ぐらいまでかな?)に湯上がりで暖簾をくぐって外に出て右の方を見やると、二条城の東南隅櫓かと思うがライトアップされた白壁を眺めることができ、きれいです。