辻湯の入浴記

所在地 東九条中札辻24(竹田街道札ノ辻バス停前)
休日 火曜日
営業時間 15:00-23:00
湯上りの感想
規模・座席数 ミネラル湯浴泉の普通の銭湯、11席+カラン6席。
普通の湯船 深い湯船独立、浅いのはジェット。
水風呂
ジェット風呂 2基あり、真中に二色のささやかなネオン。
薬用泡風呂 ジッコウ入りで香りがいい。
印象 本当は違う銭湯に行く予定だったが道に迷ってしまい竹田街道を北上。その私の目に「三本ゆげ」マークがとまリ、バイクをUターン。辻ノ札のバス停の前に辻湯があった。狭い路地だったが駐車場が1台分あったのでバイクは置けた。
脱衣場に入ると大きな招き猫がおむかえ、よく見るとひげが生えている。「ペプシ飲みたーい」と叫んでいる子どもの横に旧仮名遣いで「〜しませう」と書いてある貼紙があるのがほほえましい。ここは朝日新聞。
浴室入口に「ミネラル湯浴泉」という看板がある。ここの浴槽のお湯はすべてミネラル湯浴泉らしい。説明板に「三朝温泉のような泉質を実現云々」とかいてあった。三朝温泉?なんだそれ?と思って家に帰って調べました。
三朝温泉は世界屈指のラジウム泉として有名です。 日本一のラドン含有量を誇り、疲労回復、神経痛、皮膚病などの効能があり、 また無色透明の三朝温泉のお湯は飲むことができて、慢性消化器疾患、慢性気管支炎、 胃腸病などにも効きます。
そのため日本全国から治療と保養をする人が訪れていらっしゃいます
という、鳥取県の温泉でした。うーん、勉強になるなー。
風呂上り、ぶらぶら辻湯の前を歩いていると、東の方に大きな木が見える。なんだろうなと思っていってみると宇賀神社に植わっているイチョウの大木でした。ここには数本の大木があって、その中でも御神木の椋(ムク)の木はニレ科の落葉高木、樹齢500年。ちなみに宇賀神社は随分昔に藤原鎌足がこの付近に猟に出掛けた時、金の印鑑を見つけたことにその由緒があるらしい。
あっ、そうそう、辻湯の向い(タバコ屋)の壁にコンドームの自動販売機があった。煙草のついでに買うのか、風呂上りに買うのか、どちらを狙っているのだろうか?

※情報
どおくまんの漫画『京都札の辻下宿』は、この辻湯近くの下宿を舞台に展開されている物語。もちろん内風呂がない「下宿」なので、漫画の登場人物は「辻湯」に通っているのである。その中では、この銭湯の定休日は水曜日になっていた。