上野湯の入浴記

所在地 紫野東泉堂35
休日 火曜日
営業時間 16:00-1:00
湯上りの感想
規模・座席数 何かただものではない雰囲気の銭湯、10席+島列カランシャワー無し6席。
普通の湯船 浴室正面奥に大きなベルボトム型複合湯船があり、深い湯船と浅い湯船(ジェットと泡)に分かれている。子どもなら泳げる程度の広さ。
サウナ 脱衣場側、3名程度、BGMは歌謡曲、暑さは控えめ。
水風呂 しっかり冷たい、浴槽内タイルはディープブルー。
ジェット風呂 複合風呂内に2基あり。下からは泡が吹き出てる。
電気風呂 地上最強、そんなに電気風呂苦手でない私がギブアップ。
印象 外観2000年11月
おそらくその道路交差の角度から千本北山といってもいい、紫野泉堂町の交差点。そこから一筋東のほそい道を下がると上野湯がある。
ここらへんは一町に一軒銭湯があったのではないかというぐらいの銭湯激戦区。北区ともなると町屋の雰囲気はなく、近代の住宅地という趣。そんな家々が段々と立て替えられて新しくなっているのを尻目にレトロな佇まいを見せている銭湯が多く見られる。


上野湯は京都の銭湯には珍しく、デカデカと屋号が書かれた看板が重厚感がある。写真に写っている暖簾と玄関部分はあとから付け足したもので、昔は土間だったのかもしれない。塀に囲まれた前栽の中にお地蔵さんがあるのが珍しい。
隣、というか同じ建物の一角でたばこ屋を営んでいたらしく今でも自動販売機が立ち並んでいるが木造のとてもレトロな造りである。


さて、暖簾をくぐると玄関。U字型の土間で履き物を脱ぐ。タイル使用。ここで始めてくる人は一考。「男湯」、「女湯」という風に案内板が無く、引き戸の上にぬいぐるみが飾ってあり、それがお爺ちゃんとお婆ちゃんの縫いぐるみなのである。私はどっちがお爺ちゃんがしばし考えてしまった(笑)
番台式、それがちょっと珍しく浴室方向に番台がくり抜いてあって、王様イスのような感じ。でもご主人がそこに座っているところは見たこと無いです。ときどき息子さんが高校生ぐらいの息子さんが番台を手伝いにくるのが微笑ましい家族の風景です。

脱衣場は籐ムシロを敷いている板の間がかなり古いもので時代ですが、生活密着型。
スポーツ紙と漫画が中心の休憩スペース。いつも子どもが親が入浴を促すにも関わらず漫画を読んでいる。大体子どもは風呂に入る前に漫画を読むなあ、大人は風呂上がりだから不思議だ。
浴室入口上部には男女ともに狛犬が鎮座している。大体何でも左右対称男女平等な感じのする銭湯である。


浴室に入ると掛かり湯槽、右にサウナ室、左に水風呂。天井も白一色、男女壁に逆サクランボ状の大きな照明。壁上部に描かれている模様は西陣のさくら湯さんと同じ?
ここの特徴は最強の電気風呂、電気板に対して平行にはいることは出来るが少しでも体を動かすと筋肉が吊りそう。自信のある方はお試し下さい。十年後チャレンジしてやる(笑)
常連さんの会話が飛びかう活気のある銭湯でした。ご主人も勢いある。