竹殿湯の入浴記

所在地・交通 北区紫竹上竹殿町34(市バス「下竹殿町」下車 徒歩1分)
休日 日曜日
営業時間 15:00-0:30

印象・規模 明るく開放的な銭湯、カラン17+3席。
湯船・お湯 浴室中央に手前からジェット浅風呂、深風呂が並ぶ。浴槽枠はベージュのタイル
サウナ 浴室奧に5〜6人用、100度、BGMは演歌。入口横にボードが置いてあり、入るときにはそれをお尻に敷く。
水風呂 サウナの横にあり、しっかり冷たい。
ジェット風呂 浴室中央に2基。
泡・薬風呂 脱衣場側、ぬるめでゆったり入れる。
電気風呂 脱衣場側、強さ中ぐらい。

感想
北大路から北山間は南向き一方通行だった大宮通も北山通りから北は2車線道路を回復する。竹殿湯はその2車線道路に面しており、黒字で書かれた看板と瓦屋根が落ち着いたたたずまい。のれんの上には唐破風が乗っかかっている。周囲はズラリとはいかないまでも商店が建ち並び、人通りが絶えない。北隣は五色豆を扱う商店である。

のれんをくぐり、右が男湯。引き戸を開けて、脱衣場に入るとそこは非常に開放的なスペース。天井は格天井で周囲の折上げに青空と雲を描いた壁紙をあしらっている。夏は格天井からぶら下がった扇風機が活躍、天井扇風機はゆっくりと動くものが多い中、竹殿湯のはブンブン回って涼しい風を送っている。あとは、中央にベンチ、玄関側にテーブルとマッサージ機、冷蔵庫の上に金魚の水槽があるだけですっきりと開放的。ロッカーにはあらかじめ籠が入っているタイプだ。

浴室前は2段。入口右に薬風呂と電気風呂あり、U字というかカプセル型に脱衣場に張り出しているのが竹殿湯独特の景観。今から15年前に改修したというが、かなりモダンな作りだ。カランは左右と奧に並んでおり、広めに取られた一つ一つのカラン鏡の上はアーチ状にタイルがあしらわれていてカラフルである。壁は目地の黒が印象的な白タイルがレンガ調に並び、カラン台は緑色の大理石風タイル。

浴槽枠がベージュのタイルを使っていることもあって全体的にパステル調のほんわかした雰囲気になっている。昼間に入ると大きめの採光窓から差し込んだ光がひときわその明るさを際立たせ、非常に開放的な感じが私のお気に入りだ。小ネタ的には鏡広告にあった、どぜう(どじょう)料理屋と脱衣場の「散髪禁止」の張り紙が気になる。浴室で散髪したらダメだよ。


2001年、2004年6月


追記:以前、たまに風呂掃除などのアルバイト募集の張り紙が店の前にはってあって興味はあったのですが、時間が合わず応募しなかったことがありました。最近、ある銭湯マニア(研究家)氏に会ったところ、竹殿湯のアルバイト経験者だと知ってビックリ。いやー、やるもんです。