桃ノ本湯の入浴記

所在地 紫野上石龍31(堀川今宮一筋西下ル・市バス下島田町)
休日 火曜日
営業時間 15:00-0:00
湯上りの感想
規模・座席数 グレーの配色がシックな典型的町の銭湯、10席+島列カラン3席+鏡無し2席。
普通の湯船 男女壁沿いに複合風呂、深い湯船、浅い湯船はジェット。
サウナ 脱衣場側、95度、3名程度、BGMは演歌、上にマットを敷く陶器のイスが一つ。
水風呂 カランは壺。
ジェット風呂 浅い湯船に1基。独立して土踏まずふくらはぎ刺激付きイス座式ジェットが1基。
電気風呂 たたき系。ちょうど良い。
薬用泡風呂 本格的!漢方薬が布袋に入っている。変なものが一杯浮いているな、と思ったらジッコウの破片だった。
印象 外観2001年1月
北区の堀川北大路一帯は銭湯激戦区。深夜1時まで営業は当たり前、中には2時、3時というのもある。
桃ノ本湯はそんな中では控えめな0時までの営業(外の看板には1時まで営業とあります)だが、浴室の独特の色使いが光る愛すべき銭湯である。
外観は京都のザ・銭湯とも言うべき「角に理髪店があってその隣に銭湯」という立地条件。

暖簾をくぐると右側に男湯。聞いた話では関西では男湯は左側にあるのが基準らしい。でも結構右側にある銭湯も多いので一概には言えないが。関東に比べたらそういう傾向があるらしい。
玄関に新シ湯さんから送られた改装祝いの大入り額がかかっている。新シ湯さんからの額は他の銭湯でも見たことがある。
脱衣場は中央に八角形の模様がある変則的な格天井、浴室前の庇、と改築後にも和風の感じを出そうとしているのがうかがえる。籐籠、折り鶴ロッカーに男女壁に沿ってベンチ、表側にある休憩スペースはテーブルゲーム機が鎮座。日刊スポーツ、セブン、自身。「裸で生まれた」という題の詩が掲げられてあったり、油絵なども花を添えている。
前進座が南座でやる1月公演のポスターが貼ってあったが、そういえば京都の銭湯は映画やお芝居のポスターを貼っているところが少ないなあ、と改めて考えさせられた。
大阪の新世界付近の銭湯なんてポスターだらけだから。

浴室は白とグレーのコントラストが現代風な色使い。こぢんまりとしている空間を男女壁側に浴槽群、反対側にカラン中央に島列カランと最大限に活用している。
島列カランにもパイプを通してシャワーを使えるようにしているのもポイント高いが、なんといっても生薬用風呂がおすすめでしょう。