加茂湯の入浴記

所在地・交通 小山西元45(新町北山下ル一本目東・市バス元町)
休日 不定休、基本的に無休か。
営業時間 14:00-3:00

印象・規模 京都初、氷風呂とスチームのローテーション! フロント式、男湯左側、カラン14席。
湯船・お湯 脱衣場に出張って薬用泡風呂、浴室中央から男女壁にかけてサンタクロースの靴型に複合風呂が並び、手前から電気風呂、深風呂、浅風呂、トルネード風呂、ジェット風呂、奧の別屋根スペースにスチームサウナと水風呂。
スチームサウナ 7名程度。マイナスイオンの説明板。サウナ内にカランがあり、腰掛けに手桶で水をかけてから座る。
水風呂 なんと!製氷機付きの氷風呂。
ジェット風呂 浅風呂に1基、強烈。
薬用泡風呂 大きめ、ぬるめの浴槽。
電気風呂 ジーン型
トルネード風呂 ボタン式、4つの噴射口。

感想

2004年年9月 水曜日0時

2003年5月にリニューアルオープンした加茂湯。店の前で営業時間を見て驚いた。深夜3時まで営業延長になってるやん!しかも不定休! がんばってる〜。看板は以前と同じもの、リニューアルする前から設備充実してたから看板を書き換えなくてもよかったのだ。特徴的な「ゆ」の旗風看板はきれいに塗り替えられていた(笑) 

下足箱スペースからガラス戸を通ってフロント、男湯は左側。フロント前に冷蔵庫で、横に向かい合ってソファー、奧に大きめのテレビでくつろぎスペース。脱衣場は黒光りがナイスな格天井と振り子時計、温度計以外はピッカピカ、格天井の黒と壁の白がスッキリとした感じでいい。手前と中央にベンチ、ロッカーはおしどりシリンダ錠でスーツロッカーも完備。男女壁側の貸しロッカーの上にはドライヤーとなぜかプロレス雑誌の『週刊ゴング』、誰が読むのかなと見ていたら、かなり閲覧率高く、加茂湯の常連さんはなかなかのプロレス好き。タニタの最新式のデジタル体重計に感動、ピって音が鳴るんだもん。あと、ここはロッカーにすでにかごが入っているタイプ。

浴室前は2段差で広々、四半円状に出張ってきている薬用泡風呂の窓がカプセルッぽい。浴室は新しい明るさ満点で、湯気抜き大きめの白天井に壁は下がマーブルタイルで上がベージュタイル、浴槽枠とカラン台は茶系の御影石がふんだんに、壁掛け照明がなお明るい。カランシャワーはタツノオトシゴタイプで鏡も大きめ、これはリニューアル前から変わってないかな。浴槽配置はとても面白くて、男女壁が凸型に入り組んでいるところをうまく利用して、クリスマスにお菓子を入れる「サンタクロースの靴型」に浴槽が並んでいる。すねの部分が壁側のジェット系で靴底の部分がリニューアル前の中央主浴槽を踏襲している感じ。全部を壁際に寄せるのではなく中央浴槽のゆったり感をうまく残しているのがユニーク。

でもって、ビックリしたのが製氷機付きの水風呂。大阪にはあるのだが京都では初めて。あれ、なんか頭に冷たいものが当たるなあと奧を向いたら10センチくらいの中からポコポコ氷が生まれて水風呂にちゃぷん。初めて見たら「何じゃこりゃ〜!!」松田優作リアクション。ジェットも痛いくらい勢い強く、新しい銭湯っていいなあと思わず長湯。水風呂の壁にウィリアム・モリスの婦人画タイル、薬用風呂の壁にくまのプーさんタイルと遊び心もイイネ。

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以下は改修前の感想です

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所在地 小山西元45(新町北山下ル一本目東・市バス元町)
休日 金曜日
営業時間 14:00-1:00
湯上りの感想
規模・座席数 スチームサウナのいきいき銭湯、19席。
普通の湯船 浴室中央に湯船群、手前から深い、電気、浅い(ジェット)、温度はそう熱くもない。
スチームサウナ 6名程度、内装は暖色でほっこり。冬は乾燥サウナよりも暖まる感じがした。奥のベンチの中央部は熱いので注意。
水風呂 冷たい。藍色タイルがヒンヤリ感を増す。ライオンの口から打たせ水。近くに湯シャワーと水シャワーが設置してあるのでサウナ後の入浴はちゃんとからだを流してから。
ジェット風呂 浴室中央の浅い湯船、勢いあって○。
電気風呂 ジーン型、固まるタイプでちょうど良い。
薬用泡風呂 脱衣場側、なんだったかな?紫色のヤツ。
印象

2001年1月入浴

洛外であるが、区画整理され比較的碁盤の目の閑静な住宅街という感じの付近。北山通りまでは銭湯が比較的残っていて、この加茂湯が銭湯激戦区の最北、北山通りを上がると500メートルほど銭湯空白地が続く。北区の銭湯は白地の照明看板に黒の毛筆書風の屋号看板が多いという印象。この加茂湯もそう。脱衣場の古ぼけた体重計には加茂温泉書かれてあるので、屋号はどっちでもいいのかな。

外観は横に広い近代洋風なタイプ。店の前に自転車がたっぷりおけるので便利です。古ぼけた「ゆ」の看板があったのですが、何となく日の丸っぽくて公衆浴場って感じ? 駐車場も近くにあります。詳しくは張り紙で。玄関は奥行きがなく横に広い、ここは体の不自由な方が銭湯に入られる日を設定している「いきいき銭湯」なので、その旨の張り紙などがはってある。床はタイル。

脱衣場に入る引き戸の下半分がガラス張りなので番台から玄関での盗難などを監視できるようになっている。番台では姉さんが携帯のiモードを操っているが、番台の人は年配の方が多いのでたまに携帯を使っている人がいるとめずらしい!と思ってしまう(笑) 格天井、定時になると鳴る壁掛け時計、その前の金の招き猫、古い体重計、折り鶴マークのロッカーが基本アイテム。数か所に生花が飾ってあり、女湯の会話では「今日の生け花」ってのがちょっとした話題に上がるみたい。男湯の入口にあったのは南天でした。男女壁の上に「明日あります」の告示照明看板、これを見ると「あー、昔ながらのお風呂やさんだなあ」と心がナゴム。

男の脱衣場には柳下の女二人の美人画、女湯にはなぜか自由の女神の絵が飾られてある。浴室は新しく、床はクリーム色でほっこり、浴槽枠はベージュタイル。この新しさでサウナがスチームというのは珍しく、こだわり?を感じます?たまにはスチームもいいもんです。私は結構好き。幼い頃使った喘息の吸入器を思い出す、なんてことはないですが。カランがボールスティック式なのは目をつぶって頭洗う方には好評なんですよね。押すだけで湯がでるから。あと鏡が大きいのがポイント高いです。半身映せます。営業時間が長いのもいいです。