2004年年9月 水曜日0時
2003年5月にリニューアルオープンした加茂湯。店の前で営業時間を見て驚いた。深夜3時まで営業延長になってるやん!しかも不定休! がんばってる〜。看板は以前と同じもの、リニューアルする前から設備充実してたから看板を書き換えなくてもよかったのだ。特徴的な「ゆ」の旗風看板はきれいに塗り替えられていた(笑)
下足箱スペースからガラス戸を通ってフロント、男湯は左側。フロント前に冷蔵庫で、横に向かい合ってソファー、奧に大きめのテレビでくつろぎスペース。脱衣場は黒光りがナイスな格天井と振り子時計、温度計以外はピッカピカ、格天井の黒と壁の白がスッキリとした感じでいい。手前と中央にベンチ、ロッカーはおしどりシリンダ錠でスーツロッカーも完備。男女壁側の貸しロッカーの上にはドライヤーとなぜかプロレス雑誌の『週刊ゴング』、誰が読むのかなと見ていたら、かなり閲覧率高く、加茂湯の常連さんはなかなかのプロレス好き。タニタの最新式のデジタル体重計に感動、ピって音が鳴るんだもん。あと、ここはロッカーにすでにかごが入っているタイプ。
浴室前は2段差で広々、四半円状に出張ってきている薬用泡風呂の窓がカプセルッぽい。浴室は新しい明るさ満点で、湯気抜き大きめの白天井に壁は下がマーブルタイルで上がベージュタイル、浴槽枠とカラン台は茶系の御影石がふんだんに、壁掛け照明がなお明るい。カランシャワーはタツノオトシゴタイプで鏡も大きめ、これはリニューアル前から変わってないかな。浴槽配置はとても面白くて、男女壁が凸型に入り組んでいるところをうまく利用して、クリスマスにお菓子を入れる「サンタクロースの靴型」に浴槽が並んでいる。すねの部分が壁側のジェット系で靴底の部分がリニューアル前の中央主浴槽を踏襲している感じ。全部を壁際に寄せるのではなく中央浴槽のゆったり感をうまく残しているのがユニーク。
でもって、ビックリしたのが製氷機付きの水風呂。大阪にはあるのだが京都では初めて。あれ、なんか頭に冷たいものが当たるなあと奧を向いたら10センチくらいの中からポコポコ氷が生まれて水風呂にちゃぷん。初めて見たら「何じゃこりゃ〜!!」松田優作リアクション。ジェットも痛いくらい勢い強く、新しい銭湯っていいなあと思わず長湯。水風呂の壁にウィリアム・モリスの婦人画タイル、薬用風呂の壁にくまのプーさんタイルと遊び心もイイネ。
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