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盛竹湯の入浴記
所在地・交通 |
仁和寺街道千本西入ル五番町169 |
休日 |
木曜日 |
営業時間 |
16:00-23:30 |
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印象・規模 |
五番町の庶民派銭湯。カランはハンドシャワー4+3+島列3席。 |
湯船・お湯 |
浴室奧に深い湯船と浅いジェット |
スチームサウナ |
脱衣場側、2人程度。黄色と黄緑のかわった色遣い。 |
水風呂 |
脱衣場側。 |
ジェット風呂 |
浴室奧。ぬるめ。2基。 |
感想 |
2001年10月
千本中立売のバス停を少し下がり、仁和寺街道という標識を西に入ると盛竹湯のネオンがあらわれる。
隣が煙草屋、その隣がコインランドリーである。
付近はレトロな佇まいの町。
かつて水上勉が『五番町夕霧楼』で「<ゴバンチョ>と少し早口でよばれる語調をもった、古い色街である。・・・」とその風情を描いた町である。
今も小料理屋やバーが寄り合って営業している一角がある。
男女に分かれた暖簾をくぐるとタタキ土間。上京区は古い銭湯も多いけど、タタキ土間のところは珍しくなっている。
土間で履き物を脱ぎ、脱衣場に上がる。夜9時頃で、なかなかの客入りである。といってもこじんまりとしている脱衣場は4,5人も着替えをすれば窮屈なくらいである。
天井は高く簡素ではあるが格天井。ロッカーはキング。下駄箱もキングかな?(失念)
子どもから年寄りまで、幅広い客層である。あるお年寄りが「エライはよう出はりましたな」と言われて「わしら年寄りは料金半額やから、風呂入ってる時間も半分なんですわ」っておどけて見せたり、少し低めの男女壁を越えて夫婦で会話したりと、常連同士の会話が絶えない長閑だが活気がある雰囲気である。
浴室前のスペースは段差はあまりなし、上部には近くの商店街北野会から贈られた大入額が飾ってある。
左右の壁にカランが並んでおり、奧に浴槽。
牛乳石けんの桶を掴んで場所を探す。私はハンドシャワーより固定シャワーの方が好きなので右の方に。
奥の深い白湯はなかなか熱めである。
私が使っていたら「よう入りまんな、わしら年寄り、熱うてよう入られへんわ」って言われました。なるほど、年寄りは熱い湯が好きと思っていたがみんなそうでもないらしい(笑)
風呂上がりは脱衣場の中央にあるベンチで休憩。
テレビではイチローが活躍していた。
ここらへんのランドマーク、と私が勝手に思っている千本日活。
千本界隈に映画館が誕生したのは1901(明治34)年のこと。戦後の最盛期には邦画5社の封切館に加え、洋画館など映画館がところせましと建ち並び、一大歓楽街を形成していた。
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