源湯の入浴記

所在地 北町604(大将軍東一筋目下がる西側天神川ほとり)
休日 土曜日
営業時間 15:00-0:00
湯上りの感想
規模・座席数 京都らしさが行き届いている川の畔銭湯。16席+シャワーなし2席。
普通の湯船 深い湯船、浅い湯船(底には鯉が泳いでいるタイル)
スチームサウナ 3名程度。
水風呂 ライオンの口から水がでていると思ったら、半漁人の口からでした、キッチュ。
ネオンジェット 2基あり、ネオンは3色。
電気風呂 きめ細かい周波だが時々ドキッとさせる感じが魅惑的。
中将湯 中将浴剤はジッコウの香りがプンプンとしていかにも身体に良さそう。ぬるめのお湯でゆったりと。
印象 2000年8月
夜の町をあてもなく銭湯探し。
源湯という見慣れない看板が目にはいる。それもそのはず、タウンページに載っていない。
路地の角にあるのだが、三方から見えるようにしてある四角の看板が町の風景になじんでいる。
西隣には天神川が流れている。
橋の上に立ち軒並みからニョキリとでた煙突を眺めると時代は30年遡ることができる。川端に地蔵の祠が鎮座。
源湯隣の天神川を境に東が上京区、西が北区、源湯を数十メートル下がると中京区、という三角地帯のようなロケーションである。
暖簾をくぐると下駄箱が目に付くが、扉が金属製の格子という大変珍しいものである。期待が高まる。
番台上の「明日あります」の告知箱に電灯がともっているのがいい。
脱衣場は大きめのつくりで中央にベンチ。

浴室では奥のモザイクタイル絵をまずチェックする。アルプスの風景だ。
向かって右側がカランだが、かなりゆったりした設計になっている。
スチームサウナ、鯉のタイルとレトロなアイテムが多いが、お湯には天然ミネラル温泉を使ってあるところ、竹炭を湯船に沈めてなんかしている(ごめんなさい、効能まで知らないです)ところ、気が利いています。

入りに行ったのが0時近かったのでせわしなかったが、今度ゆっくり味わってみよう、と思わせる銭湯。営業が終わると家族総出で掃除をするらしくて、0時過ぎにご主人一家と僕だけが残った脱衣場は恥ずかしい感じ。帰り際におばちゃんにかけてもらったありがとうは、いい声だった(笑)

近々、天井の塗装をするらしい。今でも風情のある格子天井だがどうなるんだろう。楽しみ半分不安半分。