笠乃湯の入浴記

所在地 下立売千本東田中436
営業時間 15:00−0:00(日曜は朝風呂8:00−)
定休日 月曜日
湯上りの感想
規模・座席数 中規模だが最新設備・15席
サウナ 6名程度・テレビがベンチから見て横についているのでみんな横向き。木の香りがして落ち着く感じがいい。95度。
水風呂 ちゃんと冷たい
ジェット風呂 「すわり風呂」の看板。ふくらはぎ・土踏まず刺激イス座式ジェットが2基あり、ジェットの勢い、刺激の程度は申し分ない、なかなかこんなに快適なジェット見あたらないですよ。
電気風呂 電気板を左右にはさむ形で座るタイプは珍しい、周波は大きい。
泡風呂 複合風呂の一部と、「本日の健康薬用風呂(バスフレンド)」がある。レモンだった。
トルネード風呂 五つの噴射口からのジェット、脂肪が吹っ飛びそう。
露天風呂 住宅街にあるので「近所に迷惑になります。静かに入ってください」と注意書きがあって、ほほえましい。ほんとに落ち着く。休憩場所が結構広めでくつろげる。
薬用泡風呂 脱衣場方面、今日は生薬、ジッコウの香りプンプン。
印象 2000春・最終更新2000年11月
千本通りから少し東に入ったところにある、まだリニューアルしてから二年半、という新しいお風呂屋さん。道路に面してアーチ状のゲート看板が印象的。昔は番台式の銭湯だったが、今は外からロビーが見える開放的なつくりになっている。自転車を置くスペースが大きくて便利であるが、夜の10時を過ぎればそこもいっぱいになるほど繁盛する。フロントに立っているご主人は結構若くてハンサムで、「こんばんは」「おおきに」がハキハキしてて、雰囲気を一層明るくしている。いつ行っても立って挨拶してくれるので私たちの友人の間では「京都一元気なお風呂やさん」として有名。

フロント前にはソファーとテーブルがあってロビー式。新聞雑誌は数種完備。ドリンクは自動販売機。
脱衣場はシンプル。ロビーがある銭湯は何処でもそうです。
浴室は、暖色パステルの白系色を基調とした今風の落ち着いた色使いで一つ一つのタイルは大きめ。
ここの湯船とカランの配置はなかなか珍しく、大阪などにはよくあるタイプかもしれないが、カランが壁に沿って並んでいるのでなく、ボックス式になっている。二人分のカランが数列配置されているといった感じ(櫛の歯状)。鏡も円形でなんかポップ。京都では右京区のやしろ湯がこれと同じ。

したがって湯船も中央に集まっているのでなく分散型である。色々な銭湯を見てきて思うのは、新しい銭湯はカランと湯船の個別化が進んできているように思う。落ち着いて入れるというメリットと、客同志の交流がしにくくなるというデメリット。
しかし、この笠の湯さん、細かく見てみると色々工夫がしてあります。露天風呂へは二重のドアがあって外気をしっかり隔てている。浴室から脱衣場へ出るとき、いつも足の裏に石鹸の泡やら他人の髪の毛がつくのが気になる人が、そんな人のためチョロチョロと洗浄用の湯を敷居で流している。これから改修する銭湯は「笠の湯型」が増えると思います。
サウナ、脱衣場、ロビーと三つテレビが付いており見逃さない。