相生湯の入浴記

所在地 浄福寺通上長者町下ル長谷町195
休日 木曜日
営業時間 15:00-0:00
湯上りの感想
規模・座席数 流れる段々畑型浴槽がユニークな中規模、17席。駐車場2台分程度。
普通の湯船 流れる湯船群に浅い湯船と深い湯船
サウナ 5名程度、110度、BGMはJ-POP。脱衣場側にあるので洗面スペースの鏡に姿が映る。自分の姿が好きな人に最適。
水風呂 バックが竹林タイル
ネオン寝風呂 冷水管枕(そんなに冷たくない)、ジェット、バイブラ付きの寝風呂が2基。
ジェット風呂 1基。
電気風呂 大きい周波、ドクドク、電気風呂好きな人はピタリと腰をつけられる程度、イキそう。
薬用泡風呂 本日の健康薬用風呂はヒノキ、匂いはあまりせず。ぬるめ。
半身シャワー 「ビューティフル・シャワー」という名称が付いています。湯と水。
印象 2000年11月外観
浄福寺通中立売の交差点に聚楽第跡の碑がある。相生湯のある浄福寺上長者下ルもそこからほど近いところなので、豊臣秀吉当時は絢爛豪華で権力の中心スポットだったのだろう。今から400年前の話だ。
今は住宅街を南北に細めの道が通る。

外観は京都の基本スタイル。
暖簾をくぐると比較的広めの玄関スペース。
引き戸を開けると番台。大きめでフロント式のように脱衣場と分離している。
脱衣場は木目調の壁、白い天井、中央の大きめの長方形ベンチには缶に入った灰皿と菊水マッチが印象的。
脱衣場入口、番台から板一枚隔てて、テーブルとベンチがあり、スポーツ紙、雑誌類が豊富、ジャンプ・マガジンはじめフライデー等。中学生が集団でむさぼるように漫画を読んでいたが、なぜか子供は風呂に入る前に雑誌を読むことが多い。楽しみは後に取っておけ。
脱衣場の雰囲気は下京区の小町湯とだぶる。テレビと小音量のBGM。
浴室は広め。相生湯に行く前に常連の知り合いの方に「ごく普通の銭湯やで」と言われていたのであまり期待していなかったのですが、どっこい、遊び心溢れるオリジナル。
外の看板に「流れる風呂」と書いてあるが、浴室奥から段々畑状に湯船が配置されている。そして浴槽枠上部に切り込みを入れてあって湯が高い方から低い方に流れる趣向になっている。健康にいいとかそういうのではないが、毎日行く銭湯、こんな遊び心があると楽しいですね。湯が段々と寝風呂→浅い湯船→深い湯船と流れてきて5センチ程度の玉砂利を敷いたところに流れつくのである、人生を味わえる。
色使いでは、基本的に白レンガ調、男女壁は植物柄焼き付けタイル、天井も白ペンキ、床はグレー、浴槽枠は紺青色に下部が赤茶色で立体的に見えるような工夫、たまに珍しい彫り物も見られる、生首とか。
ロッカーの鍵は大日之出。