Archive for the ‘芸能生活’ Category

行かずの東西狂言会

火曜日, 10月 17th, 2006

早朝、深北緑地までジョグ。昨夜の余勢を借りてランチにまたインド、谷町九丁目や枚方に店があるミラン(ぐるなび)が最近、住道店を出したので割引券を握りしめて、チャリンコにのって食べに行く。(今、チャリンコって打ち込んだら、不快用語と注意が出た。「使用を避けたい」隠語だそうだ)

昨日のミラと比べたら(ややこしい)、ナンが甘め、全体的に和風。ラッシーかわいいよ、大好きだよ。食後にユニクロに寄って処分品1000円で茶色ジーンズを購入、デフォルトでまたにシワが寄る少々難ありシルエットだが「8000円くらいには見える」と褒めているのかけなしているのか分からない連れの評。

そうこうしているうちに、夕方から東大阪市民会館である東西狂言会をすっかり忘れた。野村萬、千作、千之丞と東京だったらS席1万円な顔ぶれが無料で見れるまたとない機会だったのに・・。そのころ、私はダイヤモンドシティのフードコートで豚カルビ、冷麺、会津屋のたこ焼きをほおばっていたのだった。まあ、狂言を見られなかった代わりにまじめな話ができたのだが、風邪を引いた。

インドの夜 パンジャブナイト

月曜日, 10月 16th, 2006

TS350237.jpg十五夜に月を探してミラーボール、北新地のクラブ・カーマで第2回パンジャブナイトを踊ってきた。パンツはいてない女性がしゃぶしゃぶ・・のパンしゃぶ、ではなくてインド、三度の飯よりもインドが好きだと言っておきたい。

第1ビル地下のミラでインド腹ごしらえ。2人だと単品では品数が食べられないので結局セットでビールを3杯飲んでからカーマへ。じつはこのイベントを知ったのは関西盆踊り日程情報からで、「江州音頭とインド風味カジュアルリズムがテンヤワンヤ!あらっ?これは江州バングラ~!?安物感覚を肝に銘じグルーヴしちゃいます」とそのスポポンなキャッチにひかれたが、開演から1時間ほど遅れて行ったらもうそれは終わっていてあとはパンジャビと腰みのシャラシャラがバングラバングラ。

つーことで、ライブペインティングやカポエラ、ボリウッドダンスなど23時過ぎまで熱気ムンムン。とくにカポエラいいヨー! 私の中で第3次カポエラブーム(1次2次は2000年、2004年)が巻き起こったゾ。帰りはなぜか風邪気味だ。

河内音頭の歴史

水曜日, 7月 19th, 2006

7月13日に大阪経済法科大学の「河内学第13回講義 河内音頭の特色」を聴講した。河内音頭については2週連続講座でその前週にも「河内音頭の歴史的変遷」があったのだが、それは寝坊して行けなかった。

講師は音頭研究の第一人者と言われる村井市郎氏。初めて氏の話を聞いたのだが、河内音頭の歴史的変遷を自ら節を実演して説明してくれる。その中には「もう現在ではだれもやっていない節ですが・・」という貴重なものもあり、明治から現在までの節の変遷がざっと理解できた。芸能史研究において、実演できる研究者は非常に強い。

おもしろかったのは、河内音頭は歌詞や節が決まっておらず、基本のリズムがスイング調であることと囃子の旋律が河内音頭風であれば、もはやそれが河内音頭なのだということ。つまり、歌いたい言葉の合間に音頭取りが「ヨホホイホイ」とかけ声をかけ、囃子が「アイヤコラセードッコイセー」「ソーラヨーイトコサーサーノーヨイヤサーッサー」と切り落としさえすれば河内音頭が成立する。すげーフリースタイルじゃん!

ちなみにいただいた村井先生の名刺の肩書きはなんかすごかった。

江州音頭

月曜日, 7月 3rd, 2006

今年も盆踊りの季節がやってきた。7月2日は門真市南部市民センターに「第11回 桜川唯丸連合会 リハーサル交流音頭大会」を見に行った。13時から17時までだったが、それはもう気持ちいい休日の昼寝を満喫していたので会場に着いたのは16時過ぎ、音頭取りあと3人を残すところ。

ちょうど1か月前、6月3日に大阪城公園で開催された「2006大阪総おどり」も買い物のついでにのぞいたのだが、ほとんどが河内音頭で江州音頭は1人のみで聞き逃してしまった。江州音頭は河内音頭よりも古い音頭で、だからこそ新しく、私は好きだ。

河内音頭は昭和中後期にエレキギターやシンセサイザーなどを取り入れて改良され、それゆえ私のような素人には演歌浪曲と同じように聞こえて古くさい印象がある。現在30歳の人間にとって、昭和後期のそれは古くさく、昭和初期のものは同時代で経験していないだけに新鮮に聞こえるという仕組みだ。江州音頭は祭文の詞章が残っていたり、囃子も修験者のような錫杖を使ったりと隔世の芸能で、太鼓の単調なリズムとそれに合わせ、ときにははずしていく音頭取りのうねり声に体をゆだねるのは良質なトランスの味わいだ。

桜川唯丸は名盤『ウランバン』を出している江州音頭の第一人者だったがすでに引退し、2代目が活躍している。今日はその2代目が大トリで敷座、口上から般若心経、ケーケー尽くし、油絞り、悪魔除けと唯丸節を聞かせた。私は踊らず隅っこで聞いていただけだったが来た甲斐はあった。

今年は盆踊りの現場もいいが音源や資料に当たるのもいいなと思っている。求めているものと現実にズレが生じてきている。なんというかめくるめく初代唯丸曰く「SeXッッ(by疋田紗也)」的な音頭が聞きたい。長らく廃盤になっていた『ウランバン』は初代唯丸自身が一部をリマスタリングした『ウランバン・デラックス』(仮名)として8月に再発売される予定だから楽しみだ。

芸能の客席

金曜日, 2月 3rd, 2006

芸能や映画の客席が続いたのでもう一つ。ひとくくりに古典芸能の客席といっても微妙に客層が違う。能楽は謡を習っているハイソなご婦人で年齢高め、最近は狂言を中心に演劇感覚で見る「一般人」も増えているものの、たまにいる若い人は大学の能楽部サークル関係者。歌舞伎は和物ミーハーな女性で年齢層は偏りがない、少数の男性客は良い意味でオカマな人。文楽は歌舞伎に比べ高齢化、男性率が能楽、歌舞伎に比べて高め。

歌舞伎では女性が圧倒的に多い客席風景だが、反対にもっとも男性客の姿が目に付くのが浪曲、いわゆる浪花節である。音曲以外も含めると落語の男性客比率が一番高いのかもしれない。大衆演劇となると女性とか男性とかそういう問題ではないカオスが広がる。

思うに能楽や歌舞伎など踊りや衣装の華やかさがある視覚的な芸能は女性客が多く、文楽や浪曲、落語など言語的な芸能には男性客が多い。男脳、女脳とやらのなせるワザか。