‘会社コラム’ カテゴリーのアーカイブ

中国の建物

2006年3月16日 木曜日

コラムの内容を少しでも建設に近づける努力をしてみよう。上海あたりの大都市になると立派な高層ビルがあってエレベーター内にテレビがあったり(中国人はテレビが好きだ、地下鉄のホームにまでテレビを設置している)、そこまでやらなくても思うほどハイテクなのだが、地方都市に行くと素人目に見ても建物がどれも「張りぼて」なのだ。旅行中、約3週間行動を共にした日本人が一級建築士で「いやーおもしろい。日本だったらどれも審査を通らないよ」と妙に感心していた。

中国の建物で好きな光景が工事中のビルで見られる竹組みの足場。中層ビルまでならすべての足場が竹組みなのは、香港アクション映画でもおなじみだ。竹が採れない内陸部の工事現場ではどうだったろうか、忘れてしまった。1日バスに揺られると、乾燥地帯から温暖湿潤地帯をまたぐことがある。住宅が土づくりから木造住宅へ、ひとつ村を隔てただけで建て方が変わる瞬間があって旅情をかき立てる。

中国の優しさ

2006年3月15日 水曜日

このコラムを読むと中国がとんでもない国のように思えてくるが、その実とんでもない国である。とにかく大きくすべてがそろっている。別の言い方をすれば格差が激しく、上から下まで何でもありだ。貧富の差も激しいが、それを制度で解決しようとせず、個々人の施しでまかなおうとしている。私は旅行中、物乞いを見ても一切お金を施さなかったが、中国人は気軽にお金をあげていた。あるとき、19歳の美人にさとされたことがある。「あの人たちはかわいそうだから、私たちが面倒見てあげないと。私は心が優しいから施してあげるの、あなたも心を広く持ちなさい」。

どちらが社会主義の国だか分からない。日本も以前は物乞いが多くいたが社会保障制度ですくい上げた。人々は制度によって最低限の生活を保障されるべきで、施しは良くないことだという考えも浸透している。中国(おそらく世界の大多数の国で当てはまる)では正反対、貧乏人は金持ちに施してもらうべきという考えがある。日本でごく少数存在する物乞いは本当に申し訳なさそうになりわうが、中国の物乞いはごく当然の権利を主張するように手を差し出す。余裕のある人はごく自然にその手に小銭を持たせる。それで世の中が回っているのだ。

【写真はラサの物乞い。この町は物乞いの数が多いので工夫を凝らしたパフォーマンスで人目を引くことも大切】