出張と称して東京に逃げた嫁を追って飛び乗った新幹線のぞみ、金曜の夜。JR神田駅の酔っ払いの群れから外れてさまようこと20分、暗闇のウイークリーマンションにたどり着く。夜が明けて土曜日、問屋街を冷やかして、昼食は南インド料理店「DAKSHIN(ダクシン)」でドーサランチと南インドプレートに単品でワダを付ける。大盛りライスを、カレーリーフの香りが鼻を抜けるラッサムとコクのあるダルサンバルでぐちゃぐちゃにして。
食後に、中国人のストール屋で1枚購入。マンションに戻り、チャイを飲んだ勢いで地下鉄、上野駅で降りててくてく歩き、江戸からかみの東京松屋でカードを購入、行きがかりの思い出。合羽橋の道具屋街の目当ては、エスプレッソ用品。グッと来るものにはありつけなかったが、ユニオンで2ozのショットグラス756円也。北上したらば、手持ちのガイドブックの版図外に迷い込み、吉原大門、土手の伊勢屋は時間が合わず。ドヤ街並びのオアシス「カフェ・バッハ」でモスト・ストロングのインディアと、初めての味ローマン・エスプレッソ、だってコーヒーにレモンを絞るんだもん。チョコレートケーキも忘れずに。
三ノ輪駅前の怪しげなアパート、そういえばちゃんと東京に来るのは5年ぶりだと実感。昔、銭湯を求めてぶらついた界隈だと思いだす。食べログでチェックしていた居酒屋「弁慶」のカウンターに座り、フワ、シロ、ハチノス、ナンコツ、ほろ酔い気分で2人1400円。秋葉原に戻り、閉店間際のヤマギワ・リビナ本館であこぎなラグジャリー感にしばし身をゆだねる。嫁をユニクロに追い立てて、ひとりでエロDVDを冷やかしたが、つまらん。大阪と品揃え一緒やないか。
ヨドバシカメラAKIBAでデジタルカメラ「リコーCX2」を衝動買い。メディアは4G、いっぱいにするには何年かかるだろう。かぐや姫と森の石松の一節を吟じながら神田川を渡り、腹の隙間を埋める機会をうかがってキョロキョロ。数年前、家でテレビを見ながら「ハハ、閉店やからと大勢並んどるわ」とつぶやいとったが、いざ目の前にすると行かざるを得んのは忸怩たる思い、おのぼりさん心を刺激する大勝軒の赤ちょうちん。系列の「麺屋大斗 神田店」で特製盛りそばと野菜盛りの食券を買った。思ったより腹の空き容量は残っていなかったらしく、最後のチャーシューを無理やり喉に流し込んだあとは吐きそうだった、反省すべき飽食ニッポンだなあ。
業務スーパーで砂糖など必需品を買い込み、ねぐらに帰る都鳥。大学の先輩に電話してあさっての待ち合わせを決めて、デジカメのバッテリーを蘇生させればあとは寝るだけ。ようやく砂糖入りのチャイにありつけた。ナンドゥリ!