2006年2月 のアーカイブ

銭湯8浴槽周りで

2006年2月26日 日曜日

ひとくちに浴室中央に湯船があるといっても、まるいのんやらひょうたん型、タイル張りやら石造りと様々。とくに大阪では浴槽周りに「かて」(階段状の腰掛けのようなもの)がついていて、そこに腰掛けて浴槽からお湯をくみながら体を洗う習慣があった。戦後、壁面にカランを設置するのが一般的になり、昭和40年代後半にシャワーが設置されはじめてからは「浴槽水でなくカランを使いましょう」キャンペーンを自治体の衛生部局が張ったところもあって、現在では浴槽周りで体を洗う習慣はなくなった。・・と思っていたがどっこい、大阪市南部のレトロな銭湯に夕方入りに行ったら、4人いた客がそれぞれ浴槽周りに腰掛けて体を洗っていた。シャワーは壁側にちゃんと付いているのにわざわざ湯船の湯をかい出して洗っている。「いつの時代やねん」と思わずつぶやきツッコミ。設備が革新されても身に付いた生活習慣は変わらない、習慣の力強さには畏怖の念すら感じるのだ。

銭湯7浴槽の配置

2006年2月25日 土曜日

大阪と東京の銭湯の特徴的な違いとしては、浴室での浴槽配置が挙げられる。東京型は浴室奥に浴槽があり、壁に富士山絵というのが伝統的だ。一方、関西はじめ地方型は浴室中央にだ円形や長方形の浴槽が鎮座する。奥に浴槽があれば釜場から直炊きできるが、中央にあると配管を通して湯を送らないといけない。当然、ボイラーや配管など設備面でも地域性がでるわけで、各県ごとにボイラーなどのシェアを見るとおもしろい。