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銭湯9中国の銭湯

2006年2月27日 月曜日

再開発下にある北京の銭湯を舞台に人情模様を描いた映画『こころの湯』(中国名『洗操』)を見て、ぜひ中国の銭湯に浸かってみたいと思った。北京の下町を歩いていると「浴池」「洗操」と書かれた看板がちらほら、そのうちの1軒に入ってみた。ホテルのようなフロントで靴を預けて、脱衣所へ。裸にはなるがビーチサンダルを履いて浴室へ行く。期待してた大きな湯船はなく、シャワーブースが数個あるのみ。中央にあかすり台が2つ並んでいる。体を洗っている間中、ボーイが近くにいてオプションを付けないかと聞いてくる。

中国の銭湯に入る機会も滅多にないだろうから、あかすりをしてもらう。手ぬぐい一丁まとった少年が「ポン、ポン」と口で不思議な音を鳴らしながらピリピリと体をこすりあげる、なかなか気持ちいい。入浴料が10元、オプションが15元で計25元、北京の物価からすると高くはなかったのだが、私は23元しか手持ちがなかった。ロッカーがあるかどうかも分からなかったので最低限しか持ってこなかったのだ。交渉したがまけてくれない。ホテルまで取りに帰るというと、信用できないからついて行くとマネージャー。銭湯からホテルまで歩いて20分ほど連れだって歩く。「2元回収するために往復40分歩くのか」などと軽口を言いながら。オリンピックに向けて槌音高い北京なれど、下町はまだまだ牧歌的だ。