2日連続で難しいことを書いて疲れたので休憩、気長に続けようと思う。東京と大阪の銭湯の比較をしてきたが、私が一番愛着があるのは京都の銭湯だ。学生時代に風呂なしのアパートに住んでいたとき毎日通った。京都の銭湯が良いのはある程度設備が整っているのに風呂屋情緒を失っていないところだ。のれんをくぐり、履き物を脱ぎ、引き戸を開けると番台から「おいでやす」と声がかかる。いまどき、普段使いの「おいでやす」を聞くことは京都でも珍しい。年配の経営者がやっている銭湯になると、客一人ひとりに脱衣カゴを手渡ししてくれるところもある。このサービスのきめ細やかさは京都特有である。