2006年2月17日 のアーカイブ

銭湯2東西比較2

2006年2月17日 金曜日

銭湯の営業件数が昭和40年代前半をピークに年々減少しているのは昨日述べたとおり。それは家庭の内風呂設置率の推移と反比例している。現在、家庭の内風呂率は全国平均で9割超、「家に風呂があっても行きたい銭湯」しか生き残れない。

銭湯1日1軒あたりの平均入浴者数を年代を追って調査したもの(※)を東京と近畿圏で比較してみるとおもしろい。昭和50年の1日あたり入浴者数は東京415人、大阪309人、京都256人、これは都市規模を順当に反映したものになっている。しかし昭和60年では東京256人、大阪207人、京都173人と差が縮まり、平成6年では大阪195人、東京172人、京都148人となって東京と大阪の入浴者数が逆転しているのだ。私は原因のひとつが銭湯施設の魅力の差と入浴者の気質の違いにあると考える。つまり「家に風呂があっても行きたい銭湯」と「家に風呂があっても銭湯に行きたい客」が多いか少ないかなのだと。

※『空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集2001』第3号所収