11月10日昼に上海フェリー蘇州号が大阪・南港に到着。
2か月ぶりの大阪は、上海の高層ビル群に比べてずいぶんこぢんまり清潔にまとまっている。日本の空はこんなに青くて澄み切っていたんだ。何もかもが上品で、車窓からの九条の町並み、典型的雑然さをたたえていると思っていた下町でさえ、眺めているとそのきまじめさに笑みがこぼれるくらい潔癖である。
OTS線から市営地下鉄への乗り入れは今年7月から値段が安くなっていた。きっと以前のトンネルを越えたら値段がはね上がるシステムのままだったら、中国帰りのナイーヴな金銭感覚では卒倒していたに違いない。
フェリーの中では一日に3時間も展望風呂に入って、上海のキャプテン・ユースにAくんが置いていった魯迅の短編集を読んでいた。中国ではシャワーばかりで自分の体に向き合う時間がなかったが、そのときはひさびさに鏡に体全体を映してずいぶんやせたと感じた。家に帰って体重を量ると出国時から6キロも落ちていた。
ラサで暴飲暴食していた時は太っていたので、雲南から長江沿岸を帰ってくる間に急激にやせたのだろう。日本に帰って2日間はその反動から食っちゃ寝生活を満喫、ブログやメールで帰国報告をおこなうのもすっかり忘れていた。みなさん、すんまへん。恥ずかしながら帰ってまいりました。