京都に行く。昼食はウィルさんと塩小路高倉の山本まんぼにてホルモン焼きとマンボで一杯。ほろ酔い気分で少しばかりの桜が残った高瀬川を北上、京都文化博物館の「人体の不思議展」を見る。文化博物館の友の会に入っていてフリーパスがあるのだが、この人体の不思議展だけはパスが使えず招待券一枚のみ、それだけ人気があるのだろう。しかし、フリーパスだと「また今度見ればいいや」と安心して展示に集中しないので、この一期一会感は意外といい。
見ていると体のそこかしこがこそばゆくキュンとなる感覚。友だちから前もって「肉が硬いよ~」と聞いていたが、ホントみずみずしくない。学芸員泣かせなのだろう、ポロポロと血管がちぎれてケースの底に落ちているのを見ると、長年の全国巡回の勤続疲労でかなり痛んでいるのが分かる。標本はほとんどが高齢男性のようでしかも唇が分厚くて、志村喬を思い出してどうしようもなかった。
一般ウケするというか万博的な、「生き人形」を楽しむような感覚で回った。それから前田コーヒーでぶさいくなミュージシャンについて話し、京都芸術センターで演劇、五反田団「いやむしろわすれて草」を見る。一時期、「いやむしろ・・」のフレーズがマイブーム。一番の感想は、大人がいた!ということ。小劇場だと役者が若いので年寄りの役でも若者、というのになれていたのだが、四姉妹の父役で本当の中年男性(志賀廣太郎)が出ていたのが、当たり前なのにリアルで衝撃的だった。若草物語から着想を得たらしいが、全然、若草物語っぽくないじゃねーか。いや、読んだことないから想像なんだけど。四女役の後藤飛鳥がかわいくてよかった。
観劇後、四条界隈の焼鳥屋で、モテとセックスと文化だっけか、そういうことについて夢中で話してたら他の客が誰もいなくなって時計を見たら終電ギリギリ・・、間に合わずで京阪寝屋川市駅から歩きで帰ったのでした。