道頓堀で河内音頭を踊る

道頓堀・戎橋のTSUTAYAの西隣、サミー戎プラザにある道頓堀極楽商店街に行ってきた。大阪の有名どころの飲食店50軒を集めたフードテーマパークに芝居の町・道頓堀らしく、エンターテイメント色を濃厚に盛りつけている。レトロな構造物、これ自体は新梅田シティの滝見小路や天保山のなにわ食いしんぼ横丁とテーマパークの一潮流だが、ここは造りがしっかりしている。その分、315円(税込)の入場料を取る。

今日のお目当てはその道頓堀極楽商店街でなく、中にあるえびす座という劇場スペース。「江河亭(ごうかてい)音頭寄席」というイベントである。江州音頭と河内音頭を寄席で聞ける機会はほとんどないので是非にと開演時間ギリギリに入場料1000円を払って飛び込んだのだが。うん?、どうも様子がおかしいと思ったときには遅かった。

寄席というからには舞台・客席があって・・、と予想していたのだが舞台だけで客席がない。客のおばちゃんはみんなそれぞれの踊り連の法被を着て、舞台で詠まれる音頭にあわせて輪になって踊っている。そう、音頭を「静かに客席に座って聞く権利」なんて大阪人には保証されていない。忍び寄る世話役の影、「せっかく来たんやから踊っていきいな。フリ教えたるから」。ということで、同伴者と一緒にレッスンを受け、汗だくのグルーヴ感につつまれて2時間ほど踊ることになる。

けっきょく、音頭をじっくり聞く当初の目的は達成できなかったが、踊る阿呆に聞く阿呆、同じ阿呆なら・・これも何かの縁である。しかし、気になっていた音頭取りについてや「京都の一部で行われている特殊な踊り」などをいろいろ教わり、収穫の多い「寄席」であった。

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