文楽でうとうと

週末にNHK大阪ホールで文楽を見た。2等席が1,000円と格安だったので欲張って午前午後と2公演、前夜の寝不足がたたって半ば夢うつつ。同じ古典芸能の能楽では俗に「客席で気持ちよく寝られるのが良い能だ」と言ったりもするが、いやはやその日は気持ちよく寝られた。

文楽は2003年、世界文化遺産に選ばれて観客数も回復傾向にあるようだ。文化・芸能の東京一極集中が進み、「上方歌舞伎」を演じる役者が東京在住という昨今、大阪在住の技芸員によって紡がれる文楽の世界は、大阪に住む人々にとって数少なくなった自前(じまえ)の芸能、そこには近年作られたイメージでない美しく悲しい大阪がある。つぎに大阪・日本橋の国立文楽劇場で公演があるのは4月だ。

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