銭湯15入浴マナー

近ごろの若者は・・と若年層のマナーの悪さに眉をしかめる年配者は多い。しかし、入浴マナーについては戦後数十年で格段に向上したように思われる。関西では前述したように浴槽周りで体を洗う習慣がある。それだけなら良いのだが「浴槽内で体を洗う習慣」も昭和中期まであったようだ。京都府では昭和30年代に「タオルを湯船に浸けないで」という一大キャンペーンを張ってその習慣を駆逐しようとした。現在、湯船にタオルを浸けている人はほとんど見られない。浴場経営者にアンケートをとると「以前は(20年ぐらい前)は浴槽内でタオルで身体をこすっている人をよく見かけた」という回答があった。

現在、若年層の入浴マナーで批判されるのは「かかり湯をしない」ことで、年配者はこれをひどくいやがるのだが、ある人の曰く「かかり湯をしないのはその人の健康には悪いだろうが、現在それほど不衛生でもない。道路が舗装されておらず、1日歩けば体に土ぼこりがついた時代はかかり湯が必要だが、今は道路も舗装され、エアコンも普及していて1日仕事しても汗もかかなければ汚れもしない人が多い。かかり湯をしなければ浴槽の湯が汚れるというわけでもない」。時代によってマナーも変わるということか。できればかかり湯ぐらいはしてほしいのが人情である。

Leave a Reply