銭湯12中国の銭湯4
中国で銭湯以外の湯船に浸かった2回目、これは安徽省の淮南でのこと。朝4時という時間も省みず淮南で途中下車。駅前で拾ったタクシーの若い運転手の家になぜか遊びに行くことになり、彼の手料理を食べながら(中国人は男性でも料理ができる人が多い)、アルコール度数55度の白酒を1本空けて2人とも泥酔してしまった。
彼の友人のタクシー運転手を呼んで、泥酔したまま遊びに行き、最終的に入浴施設にたどり着いた。看板になんと書いてあったのか、ジャーナリスト魂を振り絞って写真を撮ったのだがすべてぶれていた。ここは健康ランドのような大型施設で、個室があってベッドで仮眠できるゴージャスなところ。都市型スパというべき、大きな浴槽があってジャングルをイメージした趣向が凝らしてある。
しかし、電気やジェットといった付加価値のある浴槽はほとんどなく、主浴槽にも入らずに立ちシャワーブースで体を洗うだけの人が多い。このような都市型スパは中国の沿岸部で近年ブームらしいが、楽しみ方が日本と違うようだ。さっぱりとして風呂上がりに部屋に戻って、脱ぎっぱなしにしていたズボンをはいて気づいた。隠しポケットに入れていた現金がない。日本円にして2万円分、果たして誰がとったのか。彼ら2人は一緒に風呂に入っていたし、「店員に取られたんだから仕方がない」と慰めてくれたが、その慰め方は何かおかしい。