メッセージのない演説家の末路
お笑い芸人・鳥肌実の自己紹介ネタの中に「メッセージのない演説家でございます」というフレーズがある。右翼の街宣活動さながらに過激な演説をぶつのが彼の芸風で、さも世の中に何かを訴えたいことがあると思いきや、合間に「訴えたいことがないんです」と落とすのである。この緩急が絶妙なのだ。
文章を書いていてまとめが頭に浮かばないとき、この「メッセージのない演説家」というフレーズを思い出す。ごめんなさい、言いたいことがないんですと。訴えたいことのない編集者、売るモノのないビジネスマン、実のある目的がない行為はつまらないものだ。テレビから流れるライブドアのニュース、言動は勇ましかったが実体がなかった。メッセージのない演説家の末路。