ウルムチ

北京から列車に揺られて40数時間、ウルムチに来ています。途中、砂漠でした。硬臥の上段ベッドは空調が直接にあたるので風邪を引いたようです。今日はホテルでゆっくり寝ます。

列車の中では外国人ということで飲めや食えやの歓待を受け、日本人ということで理不尽につるしあげられた。9月18日は何の日だ?と聞くので、中秋節かと答えたら、「日本人は何も知らない。教科書には何も載ってないだろ、9月18日は南京大虐殺の日なのだ。37万人が殺されたんだ」と。しかし「広島に原子爆弾が落ちたのはなぜか知っているか? 南京大虐殺をしたからだよ」と言われたときは、ギャグなのかと不覚にも笑いかけた。ひとつひとつについてコメントするだけの中国語力もないし、そういう時は何も言わないのが相手の意に沿っていることも知っている、じっと黙っていた。しばらくすると「日本人、ビールの飲めよ」とはじまるのだ。

ちなみに9月18日は柳条湖事件の日であり、南京大虐殺の日でない。中国ではなぜか9月18日が南京大虐殺の日になっているようである。列車に乗り合わせている人は誰一人訂正しようとしなかった。こだわる数字とこだわらない数字、どこまで政府の考えが国民に浸透しているか、その知識を自らの考証を経てそしゃくしているのか。長距離列車に乗り合わせる中流階級の人たちがどのような認識を持っているかその一端に触れることができて参考になった。

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